文/中国・瀋陽の大法弟子 秋実
【明慧日本2016年10月13日】師父は説法の中でこうおっしゃっています。「近代になって上界の衆生にもこの全てが見え、法が正される前に相次ぎ世に下り生を受けました。ですから、見た目では、まだこの人間のこの皮ですが、実は皮の中にいるのは元々の人間ではなくなりました。」[1] また、師父は「人間の皮が転生するのに足りなくなったため、動物に転生したのも多くあります。植物になったものも少なくありません」[2]ともおっしゃいました。
去年、私はある出来事に遭遇し、師父のこの説法を実証しました。
去年の1月15日より数日前に、私は兄に会うために1500キロ離れている小さな町を訪れました。翌日、兄嫁は私を連れて美容室に行きました。途中、肩を並べて歩道を歩いていたら、私たちの後ろから一匹の子犬が走ってきて、兄嫁の側を通り過ぎて5メートル前方まで走ってから引き返し、私の足元で止まって抱っこしてほしいと合図しました。私はしゃがんで子犬を持ちあげました。その途端、子犬は私の唇をぺろりと舐めました。
子犬がぺろっと舐めた後、飼い主の元に戻って行きました。その時気づいたのですが、飼い主一家4人は多くの荷物を持って、路肩でバスを待っていました。彼らは不意に起きた出来事に驚いて、私に詫びました。私は笑って彼らに近づき、「この子犬は以前私と縁があって、今、あなたたちに法輪功に関する真相を伝えてほしいと頼みに来たのですよ」とわけを話しました。
私は自分が地元の人間ではなく、昨日着いたばかりだと伝えた後、江沢民による法輪功への迫害の真相や、中国共産党による組織的な臓器狩りの真相、及び中国共産党の組織からの脱退の重要性を伝えました。彼らはこれらの真相をすぐに信用して、家族揃って三退しました。その時、子犬も前足を立てて、私にお礼をするしぐさを見せました。
兄嫁の側に戻ったとき、彼女は不服そうな様子で、「なぜ私を避けてあなたの方に行ったのですか?」と言って、試すつもりで子犬に向かって歩いて行きました。2メートルほど近づいたとき、子犬は吠え初め、彼女を噛もうとしました。その時、兄嫁はやっと「子犬は自分の飼い主を救ってほしいから、私の方へ来たのだ」という話を信じてくれました。
実際、この世で出会う縁は、下界に降りて来た時の誓約を果たすためのものであって、違約してはならないのです。
注:
[1] 李洪志師父の経文:『各地での説法五』「二〇〇四年米国西部法会での説法」
[2] 李洪志師父の経文:『二〇〇三年元宵節での説法』