【明慧日本2016年11月9日】河北省懐安県の法輪功学習者・楊鳳燕さんの家族が雇った弁護士は、先月31日に、2カ月の努力を経て、ようやく内モンゴル・ウランチャブ市留置場で楊さんと面会できた。
面会して初めて分かったのは、楊さんは学習者の段秀雲さんと同じく、先月26日に、ウランチャブ市興和県裁判所から起訴状の控えをもらった。一方、裁判所は楊さんの家族および弁護士に知らせなかったという。
今月1日の午後、弁護士は興和県検察庁および投書陳情受付室を訪ね、関係者に上訴の資料を提出した。また、他の八つの関連機関にも資料を郵送し、弁護権と楊さんの弁護士を雇う権利が侵害されたことを訴えた。
先月27日午前、山西省天鎮県の学習者・段秀雲さんの弁護士は、さまざまな困難を乗り越え、初めて段さんと面会できた。段さんも26日に起訴状の控えを渡されたが、家族は何も知らなかった。翌日の午前、家族と弁護士はそれぞれ裁判所を訪ね、交渉しに行ったが、受付けてもらえなかった。弁護士の資料が提出さえもできないということは、これからの案件資料の調査、出廷弁護などもできないことになる。段さんの弁護士はすでにそのことを、興和県検察庁に口頭で訴えた。
楊さんと段さんは、今年8月31日午前、興和県の警官に身柄を拘束され、市留置場に拘禁されている。家族は9月5日に県公安局に状況を聞いたところ、2人はすでに1カ月間の刑事拘留が確定したと告げられたという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)