【明慧日本2016年11月20日】北京平谷区裁判所は11月4日午前9時、都心から遠く離れた平谷区留置場で、女性の法輪功学習者・岳桂霞さん、張蘭芝さんと劉鳳華さん3人に対して早々と判決を宣告した。
当日、3人の学習者の家族は、弁護士が知らせていた時間よりも早く留置場に駆けつけて待っていたが、留置場に入らせてもらえず、裁判官にも会えず、他の情報も一切得られなかった。
同裁判所は学習者に対する開廷審理を、もともと裁判所で行っていたが、今年から留置場での粗略な開廷に変えた。
岳さんは、江沢民告訴のポスターを貼ったという理由で昨年9月18日に連行され、平谷裁判所で2年の判決と罰金4千元の支払いを命じられた。張さんと劉さんは法輪功の資料を配ったこという理由で連行され、それぞれ3年6カ月、3年の判決を言い渡され、それぞれ罰金7千元と6千元の支払いを命じられた。
10月18日、3人に対する開廷は留置場で行われ、傍聴者は各家族1、2人に限定された。
上述の3人の他、劉翠芬さんも7月20日、同留置場で粗略に開廷され、8月22日に留置場で判決を宣告された。劉さんは2年の判決、罰金4千元の支払いを命じられた。楊小鳳さんも5月24日に同留置場で開廷され、6月22日に留置場で判決を宣告された。楊さんは2年の判決、罰金4千元の支払いを命じられた。
都心から遠く離れた留置場での開廷や、判決、そして傍聴者を厳しく限定したのは、当局の当事者は何かを恐れているのではないだろうか?