拝金主義の今「このような先生は見当たらない」(写真)

文╱中国の大法弟子

 【明慧日本2016年11月30日】私は中学校の教師で、1998年元旦から法輪大法を修煉し始め、修煉して1カ月で、鼻炎、気管支炎、脚気、神経性頭痛などの病気がすべて自然に治癒しました。あの時から病気の無い軽快な身体とは、どういうものかがはじめて分かり、生活もずいぶん楽しくなりました。

 何よりも嬉しいのは、法輪大法が私の心性を高め、道徳性を絶えず向上させてくれることです。人との付き合いの中でも寛容になり、謙虚になり、何事も他人を優先して考えるようになりました。以下は、二つの例を上げて、どこに違いがあるかを考えてみます。

 相手を逆に慰める

 息子は小学生で、ある日、担任の先生から電話があり「お宅の息子さんが他の生徒から頭をぶつけられたので、早く学校に来てください」とのことでした。私はすぐに学校の職員室に駆けつけて見ると、息子のこめかみに3センチぐらいの傷口がポッカリと開いて出血していました。担任と職員室の他の先生は皆「相手の保護者を呼んで、お子さんを病院に連れて行き、治療をさせましょう」と言いました。私は動じず「大丈夫です。息子は大丈夫ですから」と断りました。

 その後、相手の母親がやって来て、私がお金を巻き上げるのではないかと心配し、職員室の外で担任と口論していました。私はすぐに「大丈夫です。団地の診療所で手当を受ければいいのですから」と言いました。しかし担任は心配そうに「ぜひ大きな病院に行って検査をしてください」と言いました。私は再三、説得し、結局、相手の母親と一緒に団地の診療所に行きました。簡単に手当をしてもらった後すべての費用を支払い、相手の母親には一銭も求めませんでした。相手の母親はとても意外そうにしており、さんざんお金を巻き上げられるのではないかと覚悟して来たようです。でも、一銭も求められず、とても申し訳なさそうに、どうしても息子に何か食べ物を買おうとしましたが、断りました。そして彼女に「お子さんは故意ではないので慰めてあげてください。お子さんもびっくりしたと思いますよ」と言い、相手の子供を見ると、血を見て驚いてまだ泣いていました。「私は法輪大法の修煉者です。師父は私たちに何事も他人を優先に考えるようにと教えられました。今日、私は師父が説かれている通りにしているだけです。テレビの虚言を信じないでくださいね。法輪功はとても素晴らしいものですよ」と伝えました。

 その後、相手の子供の父親が数百元の品を買って、団地の前で私を待っていました。どうしても受け取るようにと言われましたが、私は相手の父親に「奥さんから私が法輪功の修煉者であることをお聞きになりましたか?」と尋ねると、彼は「聞きましたが、これは私達の気持ちです。どうか受け取ってほしいのです」と言われ、私は「知ってるのならもう買わないでください。それを持ち帰ってお子さんに食べさせてください」と断りました。この父親は失業しており、普段は団地の前で露店商をしており、私は受け取るわけにはいかないと思いました。最後に父親はしきりにお礼を言って帰って行きました。 

 無料で、生徒に補習をする

 今の社会では、学校以外にも課外指導教室はいたるところにあり、多くの現役教師もこっそりと、生徒に課外指導をしてお金を稼いでおり、通常1時間100元が相場です。私も多くの生徒に課外指導をして、皆成績を大きく伸ばし、ほとんどが有名高校に進学しました。しかし保護者からは一銭も取っておらず、また接待をしてもらったこともありません。多くの保護者は私の行動にとても感銘を受け、皆「あなたのような良い先生はなかなかいません」と口を揃えて言います。

我当老师不收礼,因为我是法轮功修炼者,我信仰“真、善、忍”。
私は補習のお礼を一切受け取りません

 今の時代は物欲が凄まじく、拝金主義で、お金を取らずに無料で働くことは、まったく馬鹿げた事だと誰もが思う世の中です。ですから最初、課外指導を頼んできた保護者たちは、みんな驚いて不可解な顔をしていました。その後、私が法輪功の修煉者であることを知り、さらに他人を優先に考えることを実践していると知って、やっと理解してくれるようになりました。同時に、彼らの法輪功に対する誤解が解かれ「なるほど、法輪功はこんなに素晴らしく、こんなにも無私であるのだ」と分かるようになりました。

 昨年、他校の保護者が私の学校で、課外指導の先生を探したいと頼んで来ました。当時、高校試験まで、あと1カ月しかなく、私は「ちょっと遅すぎませんか。もうすぐ受験ですから間に合わないのでは」とはっきりと言いました。でも他の先生は無駄な事だと知りながらも「最後の努力をしましょう」とうわべだけで言いました。私の受け持った生徒たちは、1カ月の課外指導を通して頑張り、成績がとても大きく伸び、最後に順調に有名高校に進学できました。

 最後の課外指導の日に保護者がやって来ました。「先生、1時間、おいくらですか」と聞かれ「お金は要りませんよ」と答えると、彼女はびっくりした顔で、私がただ遠慮しているのではないかと思い、もう一度「おいくらですか」と聞き直しました。私は「本当にお金は要りません! 私は法輪大法の修煉者です。私の師父は何事も他人を優先に考えるようにと教えられました。お子さんが受験で困っていたから、お手伝いをしただけで当然のことです。この程度のことでお金は要りません」と強く断りました。保護者は「今の世の中でお金の要らない課外指導があるなんて、とても信じられません」と言うので、私はさらに多くの話をしました。天安門の焼身自殺事件のでっち上げなどの真相も話しました。最後に真相が分かった彼女は、とても感謝してくれました。「感謝するならば、お友達にも法輪功の真実を教えてあげてくださいね」と頼むと、彼女は「必ずそうします。必ずそうしますわ」とお礼を言い帰っていきました。

 その後、合格通知を受け取った後も、彼女は電話をしてきて「ぜひ高級レストランでご馳走したいのですが。北京にいる友達も誘いましたので」と誘われましたが、私はすべて断りました。

 私はごく普通の法輪大法の修煉者で、私達修煉者にとってこのような振る舞いは、実にごく普通のことに過ぎません。しかし、拝金主義の今の世の中で、多くの教師でさえこの有様です。このような高尚な道徳を持つ人たちが、果たしてどれほどいるのでしょうか?

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2016/11/20/337921.html)