文╱中国の大法弟子
【明慧日本2016年12月29日】修煉して早くも3年が経ちました。この3年間、絶えず法を学び、煉功をし、心を修めることによって、心身共に天地をひっくり返すほどの変化が起きました。幾つかの持病がいつの間にか、慈悲で偉大な師父に取り除かれ、心が落ち着くようになり、体にはいつも使い切れないほどの力が溢れ、無病で軽快な体の素晴らしさを手に入れました。私は体を浄化してくださった師父に感謝致します。私を地獄からすくい上げてくださった師父の御恩に感謝致します。
メンツを重んじる心と利益を求める心を修める
法を学ぶことによって、いくつかの法理が分かり、次第に内に向けて探すことも出来るようになりました。師父は「われわれの法門では、常人の中で修煉する部分があって、常人社会に身を置きながら修煉し、最大限に常人と一致を保つよう求めているのであって、物質的利益において本当に何かを失わせるのではありません。どんなに地位の高い官職に就いても、いくら大金持ちになったとしても、いっこうに構いません。最も大切なのは、それらのことに対する執着心を放棄することができるかどうかということです」[1] 「われわれの法門は、人心を真っ直ぐに指すもので、個人の利益や対人関係の軋轢において、それらのことを気にかけないでいられるかどうかが肝要です」[1]とおっしゃいました。トラブルが起きた場合、大法をしっかり心に刻みつけ、自分が修煉者であることを自覚していれば、どんな問題でも上手に解決することが出来るようになりました。本当にその通りでした。
私はある会社で荷物を配達するアルバイドをしています。ある日、お客さんに荷物を配達して、代金を払ってもらい、順調に仕事を終えました。しかし、会社に戻ってから、経理の人から「お客さんから30元多く払っているという苦情の電話があった」と言われ、すぐにお客さんに折り返し電話をして、代金を多く受け取っていないと主張しました。しかし、あの女性のお客さんはしつこくて、しかもたくさんの聞き苦しい言葉を言い張りました。本当に悔しくて、やりきれない気持ちでいっぱいになりました。私は荷物を届け指示通りに荷物を下ろし、汗をいっぱいかき、水を一口も飲まず、その上、代金の細かい端数もまけてあげたのに何の不満があるのか、直接私に連絡すればいいのに、いきなり会社に電話をして、私のメンツは丸潰れではないかと思いました。私はじっとこらえて、彼女の苦情を聞きましたが、正直なところ、本当に言い返したいと思いました。改めて考えると私は修煉者で、常人と同じようにしてはいけない、彼女のこの態度は正しくて、私の執着心に向かって来ているのではないか、ちょうど私のメンツを重んじる心、利益を求める心を消去するいい機会ではないか、彼女に感謝しなければならず、なんで悔しく思うのだろうかと思い直しました。私はすぐに穏やかな口調で「あなたから多く貰った金額をしっかりメモしてください。次回、配達する時、お返ししますから」と言いました。こうして、この小さな揉め事は簡単に収まりました。3年前の私でしたら、30元はおろか、1元でさえも決して譲らなかったに違いありません。
大法は私を寛容にしてくださり、忍耐強くしてくださり、心を広くしてくださいました。法輪大法は本当に素晴らしい!
亭主関白の心を修める
私は荷物を配達する時、いつも早く出発して、遅く帰って来るのですが、節約するため、ほとんど外食をせず、家で夕飯を食べるようにしています。私が修煉する前、妻は人を多く救うのに、いつも出勤する時間帯と退勤する時間帯を利用して真相を伝えていました。私の仕事は時間が不規則なので、時には、帰って来ても妻はまだ帰宅しておらず、あるいは夕飯の用意がまだ出来ていません。そうした場合、以前の私はいつも大声で怒鳴っていました。妻は修煉をしてからまったく私と言い争うことをせず、いつもにこやかに「怒らないで、怒らないで、怒ると体に悪いわよ」と言いました。私は修煉をはじめてから、やっと修煉者の心が分かり「失と得」の関係が分かるようになりました。
その後、配達の帰りが早ければ、私は料理をして妻が帰って来るのを待ち、配達に出るのが遅ければ、家事を分担して妻にもっと多くの時間を与えて、彼女にもっと真相を伝えられるように、もっと多くの人を救えるようにしています。それは彼女に対する励ましと支持だと私は理解しています。修煉をしていない時、賭け事などに誘われたら、私はいつも二つ返事でついて行きました。今、誰に誘われても「私は法輪大法を修煉しています。賭け事を止めました。大法は私を変え、佛法を修煉する良い人にしてくださいました」と皆に言っています。
法を実証し、世間の人を救う
ある日、私は湖南省のある町に荷物を届けに行きました。検査ゲートを通る時、警官は私の身分証明書を見てから、運転台のドアを開けて、中に「法輪大法は素晴らしい」のお守りが掛かっているのを見て、大声で「政府は法輪功を禁止しているのに、なぜこんなものを掛けているんだ。早くはずせ」と言いました。私は落ち着いて「政府は果たして正しいことを言った事があるでしょうか? 土地改革から、三反五反運動、右翼反対運動、文化大革命、すべて間違っていたのではないでしょうか。それらは、すべて名誉が回復されたのではないでしょうか。六四天安門事件で学生を虐殺して、それでも正しいと言えるでしょうか? 1999年から「真・善・忍」に基づいて良い人になろうとする修煉者を迫害し、これは大罪です。政府は正しいことを一つでもやったのでしょうか」と言いました。
「法輪大法は素晴らしい」のお守りをかけるのは、平安と健康を守るためです。今、誰がそんなことをやってくれるのでしょうか。「法輪大法は素晴らしい」と覚えてください。誠心誠意に念じれば、福の報いが得られるのです」と言うと、警官は頷いて「はい、はい、わかった」と言って、身分証明書を返してくれました。私はその時、三退を勧める勇気がなくて、今でも、とても残念に思っています。
去年、江沢民を訴える大潮流の中で、私も最高人民裁判所と最高人民検察庁に告訴状を送り、そして書類を受取ったという受取書をもらいました。私は法を正す最後のこの時期に、必ず師父が按排された道をしっかりと歩み、さらに「三つのこと」を行い自分をしっかりと修め、多くの衆生を救い、合格した法を正す時期の大法弟子となられるように頑張ります。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』