【明慧日本2016年12月29日】天津市の法輪功学習者・滑連有さん(54歳男性)は濱海刑務所に拘禁されている。今月22日、滑さんの家族は刑務所へ行き、240日間断食して迫害に抗議を行った滑さんと面会した。
家族は面会のとき、車椅子に乗って目を閉じ、足首を車椅子に透明テープで巻かれた滑さんの姿を目にした。
そして、弱々しい滑さんは目を閉じたまま「灌食、侮辱、殴る、罵る、ベッドに縛られる」など、刑務所で自らが受けた迫害の話をしたが、娘が大声で「パパ」と呼んでも、妻が大声で名前を呼んでも、反応しなかった。滑さんは始終、目を開けなかった。
それから、家族は刑務所が滑さんを迫害したことを訴えるため、弁護士を雇うことにした。
滑さんは4月14日に連行された後、濱海刑務所や新生病院(刑務所の病院)で拘禁され続けた。10月26日、滑さんは病院から刑務所に戻っても、両腕を縛られて、灌食を続けられた。
天津市北辰(ほくしん)区に在住の滑さんは天津ブラウン管会社の職員だった。滑さんは法輪功を学んでいるとの理由で、共産党当局にさまざまな迫害を加えられた。
2001年、滑さんは警官に連行され、懲役5年を宣告されて刑務所に拘禁された。刑務所で拷問などの迫害を受けた末、滑さんは意識不明状態に陥った。
2012年4月24日、滑さんは再び警官に連行され、懲役7年を宣告された。その後、刑務所に拘禁された滑さんは617日間断食をして迫害に抗議し、2014年1月28日、刑務所の警官に担架で家に送られた。
昨年6月、滑さんは最高検察庁に法輪功迫害を引き起こした江沢民を告訴したという。
今年4月14日午前10時過ぎ、滑さんは自転車で出かけたとき、佳栄里派出所の警官に連行され、午後に濱海刑務所に送り込まれた。
滑さんは、連行当日から断食をして迫害に抗議を始めた。刑務所で滑さんは辛子水を灌食されて布で口を封じられた。新生病院ではずっとベッドに縛られて灌食されているという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)