【明慧日本2017年2月9日】
一、マルクス・レーニン主義は小人主義(世に害を与える主義)
孔子曰く 「君子は義に喩り、小人は利に喩る」(君子は、それが人として正しいか、正しくないかで物事を判断するが、 小人は、利益があるかないかですべてのことを判断する)
マルクスやレーニンの著作から見ても、宣伝物から見ても「利」をとても重く見ており、しかも露骨に現れている。この点から見ても彼らは小人主義に過ぎない。
共産党は口を開けば「産」(財産)と言う。「無産」 「資産」 「共産」の「産」は「利」だ。共産党は階級を「地主、富農、資本家、貧農」などに分けているが、その元になるものはやはり「産」(財産)であり、「利」から離れていない。
マルクス・レーニン主義の基礎となるのは「唯物論」で「物」を論じるが、「資本論」が論じるのは「資本」であり、これもやはり「利」の範疇に属している。
二、共産主義は実現できない妄想
マルクスとレーニンは利益を推進力とし、壁に「大餅」(共産主義)を描き、信奉者に命を捧げさせようとする。彼らが宣伝している「共産主義」の基本的な特徴は「社会における産物は極めて豊富で、需要に応じて分配する」と言うが、これは虚言だ。なぜなら人間の道徳と物質や金銭には必然的な繋がりがない。地球の資源には限りがあるが、人々の欲望には限りがない。これで「需要に応じて分配」ができるだろうか?
三、マルクス・レーニン主義は人道に反する邪説
マルクスやレーニンの著作(毛沢東思想、鄧小平理論、江沢民代表を含む)及び宣伝物によく使われている単語は「打倒」 「覆す」 「専制」 「革命」(共産主義は全世界で約2億人の命を奪った) 「反」(粛反、三反、五反、反右) 「闘争」(階級闘争、路線闘争、批判闘争、地主を批判して闘争する、毛沢東は「天と闘い、地と闘う」と唱えた。なぜ争って闘うのか? 和解は良いことではないのか?
残念なことにマルクスやレーニンの著作には「誠実、善良、忍耐、寛容、慈愛」とういう単語がない。
マルクス・レーニン主義は天理に反し、人道に反する邪説だ。
四、マルクス・レーニン主義は毒薬
事実は雄弁に勝る。共産党は100年の歳月を歩んできたが、行く先先にもたらしたのは暴力、虚言、流血、災難だ。
共産党の祖先である「パリコミューン」は暴徒の集まりで、「ごろつき無産者」と自称し、パリの素晴らしく美しい景観を無残にも破壊した。スターリンは 「大粛清」運動で2千万人のソ連人を殺害した。カンボジアのポルポトは、わずか3年で200万人の国民を殺害した。中国共産党は8千万人の自国民を殺害した!
これらの共産主義国家の媒体、学生が使う教科書にも虚言を掲載。北朝鮮の宣伝や新聞は旧ソ連と中国によく似ている。
中国共産党は未だに社会主義が素晴らしく、欧米諸国は国民を騙していると吹聴する。共産党が恐れているのは物と物を対比させることだ。北朝鮮と韓国、東ドイツと西ドイツ、米国とソ連を比べれば、どちらが善でどちらが悪か一目瞭然だ。
マルクス・レーニン主義は毒薬であり、それを飲んだ国は被害を受けるのである。