【明慧日本2017年3月10日】北京市の法輪功学習者・蒋雅暉さん(43)と夫は2015年3月2日、天津市にある自宅で身柄を拘束された。その期間、不当に取り調べられ、現在、蒋さんは天津南開留置場に拘禁されている。
蒋さんは中国の名門大学である人民大学を卒業し、1996年から法輪功を学び始めた。1999年7.20以降、海澱区恩済荘派出所は蒋さんと母の王奎賛を18日間拘束した。また、蒋さんは同年9月に不当に1カ月拘禁された。
2006年4月5日、蒋さんと母は自宅から不当に連行され、女子労働教養所で2年間拘禁された。その期間、蒋さんは信念を諦めないとの理由で、殴打されたり、水を飲むことや睡眠を禁止されたり、トイレに行かせず、長時間に立たせるなど虐待された。その結果、蒋さんの両足は腫れ、さらに、顔を洗う洗面器に大便をされたり、ご飯茶わんも便器の上に置かれるなどの嫌がらせをされた。
2008年4月、蒋さんは家に帰されてからも、よく恩済荘派出所に嫌がらせをされた。その後、ある旅行会社でガイドを勤めていたが、2015年1月のツアー中に、法輪功の無実を伝えたとの理由で会社をクビになった。
同年3月2日午前9時ごろ、蒋さんの自宅が突然停電してしまった。夫の楊宏さんはドアを開けて様子を見ようとした時、待機していた警官に後ろから押され、家に侵入された。もう1人の警官も家に入り、1、2分後に、一気に20から30人の警官らがなだれ込み、家宅捜索を行い、ノートパソコン、レコード、プリンターなどの家財が押収された。
1時間あまり後、蒋さん夫婦は華苑新城派出所に連行され、その後、南平区留置場に拘禁された。2015年5月、蒋さんの逮捕状が発付された。
昨年1月8日午前9時半、天津南開裁判所第三法廷は蒋さん夫婦に対して不当な裁判を行った。2人は手枷を掛けられたまま入廷し、無実を主張した。弁護士も2人のために粘り強く弁護をし、裁判は5時間以上に及んだ。
その後、蒋さんは天津河北区留置場に移送され、数カ月後、市南開留置場に戻され、未だに拘禁されたままである。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)