文/中国の大法弟子
【明慧日本2017年3月21日】明慧ネットで、「師と法を敬わずして深刻な結果をもたらした」というテーマの文章を数篇読み、私は大きな震撼を受けました。私たちの地区はここ数年、数人の同修が次々と世を去りました。その一部ももしかすると、師と法を敬わなかったことにより世を去ったのかもしれません。
私たちの地区に随分年を取った大法弟子がいました。彼は皆が公認する「良く修めている」同修で、学歴が高く、法をよく学んでいて、法理に対する認識も高く、良い文章を書くことができ、同修の投稿文章を代筆する以外、常人の文章作成もよく手伝っていました。そして、70歳すぎの彼は大法を実証する事においても苦労や疲れを訴えず、協調人の「参謀」を務める以外、大法資料の運搬を担当し、季節が移り変わってもずっと頑張っていました。真相を伝え衆生を救うことにおいても緩むことはありませんでした。
しかし、ある日、彼は突然半身不随になり、意識がもうろうとして学法も煉功もできなくなり、病院で検査を受けても何の病気もないと言われました。医者が不思議に思い、同修たちも原因を突き止めず、彼を囲んで発正念をし続けましたが、しかし、1週間ほど何の効果も見られず、彼はついに世を去りました。
彼が逝った後、同修たちは彼の家にあったすべての大法書籍と大法の資料を探し出し、閲覧してから皆が驚きました。彼の大法書籍(『轉法輪』と経文も含む)のほとんどに横線や丸いマークが書かれていて、ある本には逆さまの「卍」字符、一部の本には彼自身の名前や彼が作った詩も書かれていました。一部の本には赤や青、黒の色が塗られていて、とにかく多くの筆跡がありました。
同修たちはみな不思議に思いました。彼は常人の本を読む方法で大法の書籍に対応し、自分が重点だと思う箇所に記しをつけ、大法の本にいろいろ書き込んでいました。師父は私たちにこのように指導されています。「悟性がどうしても上がって来ない人がおり、わたしのこの本に勝手に線を引いたり、印をつけたりします。われわれの中の天目が開いた人なら見えますが、この本は色鮮やかで、金色の光を放ち、どの字もわたしの法身の姿かたちです。わたしがもし嘘を言っているなら皆さんを騙していることになりますが、あなたが一筆でも書いたら真っ黒になってしまいます。それでも勝手に書く勇気が本当にあるとでも言うのですか?」[1]。なぜか、同修はこの点において師父の要求に従っていませんでした。
私たちは師父から天に昇る梯子をいただき、師父の法をよく学べば圓満成就が保障されます。そして法をよく学ぶ基本的な前提は師と法を敬うことです。常人の中でも「師に親しみを抱き、師の道を信じる」という言い方があります。師父の法の上に書き込みをするとは、師と法に対し敬意が大きく欠けていることになります。まして師父は明確に私たちにそうしてはいけないと教えられたのではありませんか? ゆえに、旧勢力は彼に対して手をつける勇気を得ました。
今日、この事を皆さんにお知らせしたのは、似たような状況にいる同修たちを目覚めさせ、早く認識を高めて自分の行為を正し、真に師と法を敬い、勇猛邁進して師父について一緒に家に帰ってほしいからです。
以上は個人的な認識ですので次元に限りがあります。間違った箇所があれば同修の慈悲なるご指摘をお願いします。 合掌
注:
[1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』