【明慧日本2017年3月26日】吉林省吉林市豊満区在住の若い女性教師で法輪功学習者・劉聖操さん(28)は、昨年1月30日、豊満区白山派出所の警官に不当に連行され、家宅捜索を受け、吉林市刑務所に拘禁されてからすでに1年以上が経った。劉さんは毎日刑務所で重労働を強いられている。また、自家用車まで押収され、いまだに返してもらっていないという。
昨年12月23日、劉さんは豊満区裁判所に懲役4年の不当な懲役刑を下され、劉さんは裁判の結果を不服として、吉林市地方裁判所に上訴した。
劉 聖操さん
昨年1月30日午前、劉さんは母親の尼玉仙さんと近所の友人3人で旧正月の準備のため、白山鶏冠山の市場に買い物に出かけた。同行した近所の友人は、村人に法輪功の真相が書かれた旧正月の時期に飾る絵、福を書いた飾り物などを無料で配った際に通報された。劉さんは劉さんの母親と一緒に友人が不当に連行されないように止めたが、3人は共豊満区白山派出所の警官に連行された。
劉さんは家宅捜索を受け、警官はデスクトップ式のパソコン、ノートパソコン、プリンター2台、DVD複製機、製本用カッター1台、携帯電話3台、法輪功の真相資料など、法輪功の書籍、法輪功創始者の写真、そして現金1千元余りを全て押収された。それ以外にも劉さんの自家用車、車内に置いていた劉さんの身分証明証、運転免許証、現金300元余りを押収された。劉さんは不当に留置所に拘禁され、昨年3月9日劉さんの家族は逮捕状の通知書を受け取った。
昨年5月6日、劉さんの案件の書類は吉林市豊満検察庁に送られた。5月18日検察庁の職員は留置所で劉さんと面会し、偽りの書類を作成し、不当な裁判の準備を行おうとした。そのため、劉さんに法輪功を放棄するという保証書にサインするように強要したが、劉さんは拒否した。
8月29日、劉さんの弁護士は豊満区検察庁に出向き、補足書類を閲覧しようとしたが、関係者にいろいろな理由で拒否された。
その後、豊満区検察庁側はいろいろ難癖をつけ、弁護士が担当する案件の書類の閲覧を阻止した。公安局側も証拠を偽り、劉さんの家族を騙し、違法な行為や嫌がらせを繰り返した。
昨年9月19日午後、豊満区裁判所は劉さんの家族と弁護士に知らせないまま、秘密裏に劉さんに対し裁判を行った。劉さんは自分は無実であり、弁護士に弁護を依頼したと抗議した。劉さんが発言しようとすると、裁判官は劉さんに対し発言禁止を命じ、裁判はわずか10分前後で終わらせた。
わずか10分間で、1人の若い女性に対し、4年から7年の懲役刑が下された。
昨年12月23日劉さんは一審で懲役4年の判決を下され、劉さんはこれを不服として、地方裁判所に上訴した。
昨年12月30日、劉さんの家族は電話を通じて、吉林市豊満区裁判所と裁判官の違法な行為を北京最高検察院に訴え、受理されたという。
中国の『刑事訴訟法』第33条により、劉さんの兄・劉傑操さんは二審で妹のために、無罪の弁護を行う予定であるという。