文/中国の大法弟子
【明慧日本2017年4月1日】異なる時期にいつも私と協力し、各種の法を実証するプロジェクトに参加していた男性の同修がいました。彼は仕事が忙しく、子供が1歳未満ということから、最近は学法と修煉状態が緩み、邪悪に隙につけ入られ、常人の空間で喘息の症状が現れ、正常な修煉および生活に影響しました。私は1人なので、よく同修が家に来て学法と煉功を一緒にして、内に向けて探しましたが、病状がまだ残っていました。
ある日の夜、連日高密度な発正念をしていたので、同修はぐっすり眠ることができました。とても静かになって、笑顔になりながら、今までの憂鬱は影も形もなくなりました。私はずっと発正念を続けました。
ここで一点説明したいことがあります。22年の大法の修煉を経て、私はすでに一定の漸悟状態に入りました。私の思想は他の空間で修煉した身体と合一できています。つまり、意があれば功がついてくるし、心が思えば身がついてきます。入定の中で瞬間的に同修の億万年の歴史過程を通り抜けました。随分久しい先史のある時期に、この男性の同修は西洋神話の中の海神に転生したことがあります。西洋神話の中で彼は海の世界を管理していました。海中で美しい人魚族が海底神殿の中で供養していたのは、美しい男性の人魚像でした。彼らが海神に捧げる供え物は大きな純白の真珠で、一枚一枚の貝殻に置いてありました。私はずっと美しい人魚族が捧げる過程を見ていました。すると突然、海が明るくなってきて、光の中でたくさんきらきらした光の粒子が現れ、他の空間世界へ行く時空の門が開かれました。
私は瞬間的に別の空間に入りました。入った後、目の前に現れたのは見渡す限りの濃い青い海洋と白雲が漂っている広大で真っ青な空でした。微かな風が顔をかすめ、暖かい空気の中に少しの涼しさが感じられました。天空に三つの太陽がありました。空間の中の温度が一定の温度に上がった時、三つの太陽が一つ合わさりながら、暖かな日差しを照らしていました。遠くを眺めてみると、海洋の中にいくつかの巨大な島があり、島には緑豊かな熱帯の植物が茂っていて、高い山もありました。ある島の上空に巨大な翼の龍が飛んでいました。その龍は西洋神話の伝説の中の龍獣と似ています。体の色は何種類もあり、細かい鱗と巨大な翼およびとても長い尾のある龍獣です。私の後ろに飛んでいた龍獣が雷鳴のような鳴き声をあげました。すると海の島の中から数頭の巨大な龍が飛び出してきました。龍獣の体の上にはそれぞれ1人の鎧を身に纏った龍の騎士がいます。鎧の色も龍の体の色と同じで、3組が矢の陣形になって私の前に飛んできて、まるで私を案内しているかのようでした。前に進む過程の中で、海には各種の神獣が泳いでいました。イルカやセイウチ、そして巨大なクジラです。海の中に一群の人が往来していました。男性の形像の生命もあれば、女性の形像の生命もいて、水の中で自由に泳いで旋回しながら遠く離れていきました。
大陸に近づいた時、海辺にいた各種の飛鳥は龍の騎士が飛んでくることを見て、鳴きながら両側に道を譲りました。海辺の砂は白く、古代西洋の巨大な帆船のようなものが港に揃っていました。海辺で人々は忙しそうに作業しています。身なりは古代西洋人に似ており、髪の色は金紅色か赤茶色でした。私は9頭の巨大な龍と龍騎士に従って、空に飛び立ちました。その世界には、雲に届くほど高い山、絶え間なく流れる川、果てしなく広い森、面積の広い翠緑の草原と様々な神獣が見えました。
広大な草原にたくさんの白い天馬が疾走し、天馬の後ろには半人半馬の形象の生命たちが付き従っていました。その生命体の体の構造は馬の胴体に人間の上半身で構成され、体の色は浅茶色です。男性の形象の生命は筋肉が発達し、頭に兜を被り、身に鎧を纏って、矢と長弓を背負い、手に鋭い槍を持っています。女性の形象の生命は身に鎧を纏い、体型は男性より小さくて、1.8メートルの高さに胴体は3メートルの長さで、腰部に1本の短剣を下げています。彼らはこのように天馬を放牧していました。川があれば天馬は白い翼を広げて川を飛び越え、半人半馬の生命もその広々とした川を一気に飛び越えました。
また、たくさんのにぎやかな街と繁栄している村を見ました。建築のスタイルおよび人々の身なりは中世ヨーロッパのボヘミアンスタイルに似ていて、人々は白い服を着ています。大人の形象の男性の額には、複数の素材で構成したオリーブの枝と葉があり、生命のレベルと境地を象徴しています。女性の髪色は金赤色で、お団子の髪型で、古代ローマ人女性のドレスに似た服を着て、首に赤い玉製の薔薇の飾りを掛けていました。未成年の形象の女性の髪形は垂れ下がった三つ編みで、三つ編みに幾つかのユリの花を飾っていました。
龍の騎士は私を一組の厖大な白い玉石の建築群の前に案内しました。空中で左方向に一斉に曲がって、広い緑の平原の上空に向かって飛んで行きました。白い建築群は極めて壮大、厳かで雅やかで、宮殿の門前と重要な建築物の前に立っているローマの兵士のような衛兵以外、勝手に動いている生命はいません。色とりどりの薔薇だけが明るい光の中で清らかな香りを放っていて、美しい花びらを咲かせています。私は各種の建築の中で神の世界の宮殿が、白い巨大な円柱で支えられた膨大なホールであることを見ました。白い天井および柱、壁の上部と中部には黄金で造られた精美な装飾があります。大ホールの中に入ると、真ん中に長方形の池があり、その池は黄金で造られた皇座まで続いています。青い池の中に真っ白で巨大な真珠が散りばめられ、皇座の両側ごとに12個の少し小さい金の座席があり、室内のデザインはとても豪華で、屋内は広大で静かでした。
大ホールを出ると、一つ一つの宮殿の前後左右に芝生や花と樹の組合せの各種の庭園があります。各庭園は建築物のそれぞれの特徴と合わせて、異なる風格を持っていました。精美で華麗な風格もあれば、精巧な風格や、明るく簡潔に見える風格もあります。私はある円形の白い建築物の前に行きました。その建築物は、周りに数本の長方形の柱で支えられており、我々人類の言葉で表すなら水晶宮と言えるでしょう。
宮殿に入ると地面と周辺一帯、室内の支柱も含め、何もかもが水晶で作られていました。床から透明な天井まで直通しており、水晶の床の中には、満開の巨大な一輪の赤い薔薇が咲いていました。南向きに1枚の高大な肖像画がかかっていました。描かれていたのは、この男性の同修が天安門広場で、横断幕を開いて法を実証しているその瞬間でした。同修は恐れを知らず、揺るぎない意志を持った目をしており、穏やかな笑顔で前方を見ていました。
私はどの角度からこの絵を見ても、目に入ったのは、同修の同じ形象の異なる角度の立体的な形象でした。周りの壁には、同修がこの世の異なる時期に転生した代表的な形象の絵が描かれています。中の1枚は、手に三叉の槍を持っている海神の形象の絵でした。
ホールの中央に行くと、一束の光が透明なドームから私の体に降り注ぎました。瞬間的に、周りにたくさんの星や、星系と天体が運行する立体映像が現れました。まるでおびただしい宇宙の中に立ち、その世界の対応している星系と天体の運行に従って動いているかのように感じました。それらの天体の中心位置に、一つの金色の光に囲まれた非常に小さな星系があり、それはまさに私たちの地球に対応している小宇宙でした。
水晶宮を出ると、また王宮の建築群を少し見て回りました。もし建築が凝縮された音楽ならば、王宮の建築群は一つの壮大かつ華麗でカラフルな楽章のようでした。私はここから離れようと思い、王宮の建築群から出ました。すると私の心は突然一種の荘厳さと静かな雰囲気に驚きました!
龍の騎士が飛んでいった広大な草原にたくさんの様々な神族の戦士の隊列が集結していました。神族の戦士は古代ローマ兵のような鎧を着て、兜とブーツをはいて揃っていました。隊列の最前列には9人の龍の騎士がおり、隣には9頭の数十メートルの体長の巨大な龍獣がいました。その後には大盾を持った神族の戦士と、槍や短剣など様々な武器を持った神族の戦士の隊列がありました。
隊列の左右両側ごとに一頭の天馬の騎士がいました。彼らの前には数百頭の白いクマの騎士の隊列があり、隊列の最後尾は半人半馬の神獣からなった長弓の隊列でした。全ての隊列の最も前にいた1人の頭に金色のオリーブの枝をかけた男性の天神が私の前に来て、右手を心の位置に合わせて私に挨拶をしました。同時に神族の戦士も注目して、各種の神獣が頭を下げました。
その男性の天神は「尊敬している正法弟子、私たちの薔薇の国へ来ていただき感謝いたします。私たちの人間の世に転生した王様、あなたの同修を助けていただき感謝いたします。私たちはあなたの同修、つまり私たちの偉大な王様に対する思いと心の声を伝えたく、この家族からの手紙を私たちの王様に渡していただけるようお願いします。最後に私たちの心からの感謝を受け取ってください。
私は合掌して赤い薔薇で封印された巻物を受け取りました。挨拶をした後、男性の天神はゆっくり隊列の中に戻りました。全ての神族の戦士はもう一度全体が揃って礼をしました。
隊列の前で龍の騎士が金の仮面を降ろすと同時に、全ての騎士は各種の神獣にまたがり、各自の短剣を抜き、全ての神族は頭を上げて、目を輝かせながら前方を注視しました。最前列の金色の巨龍の高らかな叫び声に従い、神族の戦士たちがリズムに乗って盾を短剣で叩き始め、ドン、ドン、ドンという魂を揺さぶる音が轟きました。その音は無数の感動する心が躍動していたかのようであり、無数の戦士の戦場での叫び声のようでした! 神族の戦士は揺るぎない意志を持った目をしており、まるで同修が天安門広場で横断幕を開き法を実証したときの目とそっくりでした。各種の神獣は厳粛な表情で口を開き、牙をむき出しにして咆哮をあげました。ドン、ドン、ドンと叩く音に従い、戦士たちが低い声で歌い始めました。
退廃した世界が崩壊するとき
暗雲に光が遮られるとき
私の偉大な王は、創世主の呼びかけのもと
困難で険しい道を踏み出し、風雪の中で暗黒の霧を突き抜け、鋭い剣を振るい
邪悪な妖魔を斬り尽くす !
悲しい生命が死にゆくとき
花が枯れゆくとき
私の偉大な王は、創世主の呼びかけのもと
死と壊滅の道を乗り越え、寒風の中で無限の霾を消去し、暗雲を開き
あなたは生命の希望をもたらしてくれた!
天国の光景がだんだん弱くなって見えなくなり、声も聞こえなくなりましたが、私の心は長い間、感動して静かになれませんでした。出定後、私は天国世界での経歴を同修に伝えました。また天国の家族からの手紙を同修に渡しました。封印を開き、封印の薔薇は一つ一つの花びらになって床に落ち、とても良い香りがしていました。
尊敬する王様
王様が天国を離れ凡人世界に入り、既に億万年の歳月が経ちました。 この長い年月の中、私たちはずっと王様のことを思っています。 王様のそばにいられないのですが、私たちの王様に対する愛はずっとあなたのそばにおり、増える一方です。
私たちの王様、 私たちの心の中で、あなたは最も偉大です。あなたは宇宙真理のために命までも捨てられるからです。
私たちの王様、 我々の心の中で、あなたは最も偉大です。あなたは私たちの世界の幸せのために、苦しみを嘗め尽くしているからです。
この宇宙の新旧が交替する偉大な歴史の時期に、 あなたは無尽の代償を払い、 私たちの世界を救い、私たちの命を救ってくださいました 。彼方の恩恵は末永く私たちの命に注ぎ込まれ、 私たちは王様と一蓮托生して、永遠に一緒になります 。
あなたを愛する天国の家族
半分まで読み聞かせましたが、同修の顔は涙でいっぱいになりました。同修は自分が精進できておらず、天国の衆神の期待に応えられていないと感じました。その後の日々において私たちは法を師として共に精進し、間もなく同修は旧勢力の迫害を破って正常な修煉状態に戻りました。
同修と共同の修煉経験をした後、私はいつも思っています。「師父が私たちに命を授けてくださいました。大法弟子の正法修煉を保障するために、大法弟子たちと衆生のために無尽の罪業を受け持ってくださいました」 。天国の衆神が私たちに全ての生命の信仰と期待を持っています。歴史が大法弟子に付与した偉大な責任に直面し、正法修煉の中で大法と衆生に何をしましたか? 我々は大法と衆生に何ができますか? 同修の一人一人が落ち着いて真剣に考えるべきではないかと思います。