【明慧日本2017年4月1日】北京市順義区裁判所は3月24日午前10時頃、法輪功学習者・段春潮さんに対して不正な裁判を実施した。傍聴席はほとんどが警察官や610弁公室の人員、居委会の無関係の者ばかりだった。しかし、本当の関係者である家族は、ただ被告人の息子と兄の2人しか傍聴が許されず、段さんの妻は迫害によって入廷することができなかった。
3月24日の朝、順義公安局所属のパトカー十数台が裁判所の周りに配置された。他に数人の私服警官や黒い車が数台で巡回した。
法廷の場で、順義区検察庁の公訴人・王鵬磊は、被告人側の唐という弁護士に起訴する法的証拠にならないと指摘された。続けてさらに、「この起訴案件は実に警察側が違法しています。被告人を逮捕したときに逮捕状など何の書類も提示していないばかりか、家財を押収したのに令状を持ってきていませんでした。また立案したのも、理由が足りませんでした。江沢民を告訴したのは、公民の合法的権利であり、違法にはならないはずです」と弁護士が述べた。
弁護士は、その場で、罪とされている証拠や資料を改めて審査し追究するようにと主張し、検察長と裁判長に向かって、司法部門の責任として、法律を正しく守るべきだと強く求めた。また、「この案件は、まさに罪を着せるために作られたものです」と厳正に非難した。
2015年10月23日、北京市順義楊鎮派出所は、段さんの家に侵入して、電化製品を押収し、段さんを連行した。以前、最高裁判所と最高検察庁に江沢民を告訴する訴状を出したことを理由に、段さんが連行され、起訴された。結局、北京市一分検察庁は、罪状の証拠不足で、順義公安局の逮捕許可を却下したため、段さんは、11月27日まで身柄を拘束されたあと、執行猶予を言い渡され、家に戻れた。
しかし、順義区国保大隊は、昨年5月24日、再び段さんを連行した。そして、罪を捏造し、それを証拠に、一分検察庁に段さんを起訴した。7月11日、順義区検察庁を通して、今年2月頃、順義区裁判所は裁判案件として、立案した。