【明慧日本2017年4月14日】江蘇省塩城市の法輪功学習者・張素芳さん(72歳女性)は昨年7月9日、市場で法輪功についての迫害の真相を伝えていた際に、張荘派出所の警官らにより連行され、同年12月23日に不当に懲役2年の判決を下された。
張さんはこれを不服として中級裁判所に上訴した。そして、毎回尋問された時に法輪功の素晴らしさを伝え、信仰すること自体は何も悪くなく無罪だと自己弁護した。
今年3月10日、中級裁判所は「原裁判で出された事実は不明であり、証拠不十分である」と裁定し、同月29日、張さんを塩城留置場から解放した。
張さんは高齢だが、法輪功を修煉しているため、心が穏やかで身体が健康で、20年の間薬を飲んだことがないという。
昨年7月9日、塩城市張荘は祝日で、張さんなど法輪功学習者8人は市場で法輪功についての迫害の真相を伝え、法輪功の真相資料を配布しようとしたが、市場に行き十数分後にはもう、張荘派出所の警官らにより連行された。
派出所に連行されて着くと、すぐに服装や所持品などを身体検査された。ある警官は張さんにビンタを2発食らわし、ドリルをコンセントに挿して拷問をしようとしたが、隊長に阻まれた。
当日夜、4人の学習者は艾舎ホテルの思想改造施設に送られ、張さん他4人は塩城のある民間宿舎に移送された。10日後、張さんと孫秀寛さん2人は留置場に入れられて15日間迫害を受けた後、解放された。78歳の孫秀寛さんは家族の迎えで帰宅した。
張さんは引き続き調査された。同月29日午後、張さんは塩城留置場に移送されて拘禁され、9月3日に逮捕された。同年10月25日、塩都区裁判所で裁判が行われた。12月23日に、張さんは懲役2年、罰金8千元(人民元)の判決を宣告された。
張さんはこれを不服として、上訴した。今年2月、3月、張さんに対して尋問が行われた際に、張さんは慈悲心を持って法輪功の真相を伝え、公正に審理するように申し出た。
今年3月10日、中級裁判所は原裁判を否定し、改めての審理を要求した。同月29日、中級裁判所の裁定により、留置場側は証明書を出して張さんを釈放した。