文/中国の大法弟子 再生
【明慧日本2017年5月6日】以前、私の恐怖心はとても重いものでした。自分が5年間も邪悪な迫害に遭ったため、落ち着く場所がなく、苦難な生活を余儀なくされました。家があっても帰れず、そして邪悪に不当に連行され、労働教養18カ月を宣告されました。家族も皆、私のために巨大な苦痛を受けました。私が外で放浪しているとき、泣き暮らした姑は、とても焦って持病が再発し、病状が悪化して、最後には帰らぬ人となりました。
姑がこの世を去ってから、夫と会話をするとき、夫は何度も私に言いました。「私の母はあなたのことを思い過ぎて亡くなったのです。母は死を迎える数日前、ずっとあなたの名前を叫んでいました。『私はまた嫁と会うことが出来るのでしょうか? あなたはどこにいるのですか? 帰ってきてください。私と二人で会いましょう! もう会えないという事はないですよね?』」。その場面は切なく、悲しみでいっぱいで、人に涙を流させるもので、この場にいた親戚たちは皆泣きました。姑は毎日私の名前を叫び、毎日心から私に会うことを願っていて、親戚たちと一緒に毎日泣いていたそうです。夫は私に何度もこのことを言い、そのたびに私は苦しくなって涙を流しました。
私と姑は善縁で、姑がいた頃、困った時には、私たちはお互いに助け合い、私たちは二十数年間の付き合いでした。私たちの間には一定の情がありました。全く予想外なことに、私は姑の最期にそばにいることが出来ずに、非常に遺憾を残しました。その年、私はとても怖くて、家に帰れず、家族は私と連絡が取れなくなり、可哀そうな姑は、死に際に未解決の思いを抱えてこの世を離れ、私から離れました。この部分の文章を私は涙を流しながら書きました。姑もまた間接的に江沢民によって迫害を受けて亡くなった中の1人です。
私が迫害に遭ったことで、家族も厳重な傷を受けました。特に姑が亡くなったことは、私の心に影を落としました。さらに、身柄を拘束されて迫害を受けることを恐れました。邪悪に少しでも動きがあれば、私はすぐに恐れて心がびくびくし、本当に「一旦蛇に噛まれる と十年たっても井戸の縄まで怖い」でした。毎回邪悪が騒ぎを起こすたびに、私は気が動転しておろおろし、特に大法の書籍と法器をどこかに隠しました。それが最も安全な方法だと思ったからです。なぜなら連行されることを恐れ、法器が損失を受けることを恐れたからです。2年前、私は師父の経文『二〇〇五年ヨーロッパ法会へ』を拝読していたとき、この経文の中の一段の法が突然私を目覚めさせました。
師父は私たち弟子に明示されました。「皆さん、引き続き努力しましょう! 人類の歴史は人間になることを最終目的としているのではなく、人類の歴史は邪悪がはびこる楽園でもありません。人類の歴史は法を正すために造られたのであって、大法弟子だけがここで光り輝くことができるのです」[1]
師父は法の中で再度私たち弟子に警告されました。大法弟子は何も恐れず天から降りてきて、師父と大きな願いを立てて人間の世界に降りてきて、法を得てから師父を助け人を救うのです。人間のこの大舞台の上で、私たちは大きな芝居の中の主役です。この正邪の戦いの中、私たちは主導的作用を果たしています。
そうです! 修煉物語の『西遊記』で、師と弟子が4人で無数の困難の中、とても険しいように見えますが、あの魔は皆如来佛の掌の中から逃げ出せていませんでした。これは一部の神話ですが、はっきりと一つの問題を明記しています。古来から邪は正に勝てないということで、全て一正が百邪を圧するということです! また、私たちの修煉は宇宙大法で、宇宙全体の全てが師父の掌握の中にいて、師父がおり、法があって、まだ何を恐れるのですか?!
瞬間的に、一種の恐れる物質が私の体内から法によって取り除かれたのを感じました。私はこの一段の法を書き写し、続けて暗記して、いったん恐怖心が出現したときに、私はこの一段の法を暗唱しました。約数十回暗唱し、私の恐怖心は徹底的になくなりました。
この2年間、同修が不当に連行された、あるいは邪悪に騒ぎを起こされた、と聞いても私は怖くなくなりました。大法の書籍と法器を決まった場所に置き、隠すことをやめました。私のこの環境は、邪悪がはびこる楽園ではないことを本当に大悟しました。それは師父が私のために創設されたもので、邪悪はかく乱する資格がなく、また大法のものを動かすことは許されず、これは私が修煉と人を救うために使うもので、大法と衆生に犯罪をすることは許されないのです。
今年3月、ある日の午前、私の家と5、60里離れた所に住む1人の同修が訪ねてきて、彼女に大法デーの応募原稿を書くことを手伝うように頼まれました。この原稿が3分の2ほど完成し、まだ3分の1が残っているとき、身辺の同修が急いでやって来て言うには、本地の村の同修が、派出所の警官に騒ぎを起こされたそうで、ちょうど一軒一軒順に回っているので、早く大法に関連するものを整理したほうが良いとのことでした。そのとき、外地の同修が出て行こうとしましたが、私は「大丈夫です。私たちは後から法を得た同修の家へ行き、この原稿を書き終えましょう」と言いました。私の説得の下、私たちは同修の家へ行って、その原稿を書き終えました。
2日後、派出所の警官が私の家に来て騒ぎ立てました。私は家にいなくて、2回来ましたが、どれも家に入れずに帰りました。数日後、派出所の警官がまた家に来て騒ぎ立てました。私はちょうどパソコンで同修のために大法デーの原稿を入力していましたが、急遽電源を閉じて、原稿をポケットに押し込んで回避しました。警官はまた家に入れませんでした。2時間後、また来ましたが回避しました。彼らは家族に「逮捕しないから怖がらないで。ただ面会して少し話したいだけです」と言いました。私は同修たちの法会参加の原稿を持っていて、量は少なくなく、時間も限られているため、また回避しました。同修たちの原稿を期限通りに出すことが遅れるからです。私は自分に問いました。「どうしたらいいの?」すぐに回答がでました。「私は大法弟子です、何が怖いの?! 面会しましょう。これは警官に対して真相を伝える機会です」
次の日の午前、警官がまた来ました。私は彼らに家に上がるように言い、彼らに座るように言いました。2人の警官はとても穏やかで、江沢民が政権を握っていた当時の、まるでギャングのような警官には見えませんでした。1人の警官が低い声で私にきいてきました。「まだ法輪功をやっていますか?」。私は「しています」と言いました。私は彼らに、私は重病を患っていて、生命が危険に晒されたとき、法輪功の修煉を始めました。法輪功が私に新しい命を与えてくれたことを話し始めました。「私は最後まで修煉します。私が不法に労働教養されたとき、看守にもこのことを話しましたが、1人の看守はとても私に同情してくれて、また、法輪功が病気治療と健康保持に不思議な効果がある事を知り、それから私と友達になりました。彼女は私に良く接してくれるだけでなく、他の不当に拘禁された法輪功修煉者にも良く接してくれ、さらに大勢の法輪功学習者にも良く接してくれました」と言いました。警官は「法輪功は良いですね。あなたは家で修煉してくださいね。私たちはただ家に見に行くだけですから」と言いました。私は「しても良いのですね?」と言うと、その警官は「いえいえ、これは私が言ったことです」と言いました。私はとても嬉しく思いました。彼は最後に法輪功に対して良い話をしました。私の真相伝えは無駄にならなかったのです。
恐怖心が無くなって、一切が自然で順調になり、私は正々堂々と修煉する妙味を知りました。
昨年から、よく知る同修たちにも恐怖心があるのを発見しました。私はこの体得を彼女たちに教え、数人の同修は皆、師父の法を暗記し、效果はとても良かったです。中国の同修に提案しますが、いったん恐怖心が出て来たときに、みんな法を暗記してみてください。良い効果があると思います。なぜなら大法の威力は無限だからです!
以上は私の一つの浅い認識と体得で、もし法に符合しない所がありましたら、同修からの慈悲なる是正をお願いします。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『精進要旨三』「二〇〇五年ヨーロッパ法会へ」