【明慧日本2017年5月21日】深センの法輪功学習者・江栄欣さん(54)は不当に拘禁されて半年以上経ち、留置場で転向を強要され、弁護士との面会を阻止されている。
5月9日、弁護士は深セン第一留置場に行き、江さんに面会しようとしたが、留置場の警察官に「江はただいま尋問中(実際は転向を強要中)だ」という理由で面会を拒否された。11日、また留置場に行った弁護士は同じ理由で面会を拒否された。やっと転向の尋問が一時終わって、弁護士が面会しようとした時、ちょっと前に留置場を離れた国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官は、弁護士が面会に来ていることを聞きつけ、すぐにユータンして留置場に戻り、弁護士の面会を妨害した。それで弁護士は、「予約していないから面会できない」という口実で面会を再び拒否された。実は、弁護士が依頼人に面会することは予約する必要がいらない。留置場側の明らかな違法行為である。それゆえ、弁護士はすぐに翌日午後4時の面会の予約をした。
弁護士は予約した時間通り留置場に行ったが、留置場側は「案件の受理する部署からのメッセージを受け、弁護士との面会はできない」と面会を断った。弁護士は「あなた達の行為は違法だ」と指摘し、メッセージを見たいと求めたが拒否された。弁護士は「私は何回も面会に来たのに面会を拒否されたので、交通費を請求します」と言ったところ、留置場の警官は保安スタッフに指示して弁護士を追い払った。
昨年9月24日前後、広東省政法委、省610弁公室、省公安庁、省国保大隊などの機関が直接手配し、各地に指令を出し、広東省全土で法輪功学習者に対して統一して連行するという行動をとった。深センの江さんはその時に連行されたのだった。
江さんは最初に恵東県留置場に入れられたが、その後深セン宝安九囲留置場に移され、そこで心筋梗塞や高血圧などの症状が現れ、病院に運ばれた。昨年10月10日、江さんは再度心筋梗塞や高血圧などの重症な症状が現れた。家族や弁護士は解放を強く求めたが、解放されないどころか、深セン市第一留置場(重刑の囚人を拘禁する場所)に移送された。そこで、江さんは毎日転向の強要に直面している。消息筋によると、法輪功学習者を転向させて成功したら7万元を貰えるという。お金のために、国保大隊の警官らは法律など全然無視し、あらゆる手段を使って学習者に目にあまる酷い迫害を加えている。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)