【明慧日本2017年6月10日】遼寧省丹東市の法輪功学習者・鄭淑春さんは法輪功を学び続けているため、当局の警官に連行され拘禁された。そして、鄭さんは丹東市中級裁判所に二審で懲役5年6カ月の実刑判決を言い渡され、4月に瀋陽市にある遼寧省女子刑務所に収容された。
鄭さんは法輪功を学ぶ前、癌を患い、病院に「これ以上、治療しても治らない」という結果を出された。しかし、法輪功を学んでから、鄭さんは癌が消え、健康を取り戻した。
拘禁された鄭かんに会うため、鄭さんの家族は5月26日、刑務所に行ったが、警官ら2人に面会を拒まれた。その拒否の理由としては、鄭さんが「転向」しないからだと聞かされた。
警官は家族に「鄭が小さな部屋に拘禁されいる。他にも2人一緒にいる」と話した。家族は「面会と『転向』とは違うことです。面会を許可してください」と再度求めたが、警官ら2人は「リーダーに相談してみる」と言って、刑務所の中に入った。
30分後、警官ら2人が出てきて、再び鄭さんが「転向」しないことを強調し、やはり面会はできないと言った。仕方がなく、家族はその違法行為を刑務所の所長に訴えようとした。
そして、家族は刑務所の所長を訪ねる途中、8監区の区長に会った。家族が訴えることを聞いた区長に「訴えても意味がない。帰りなさい」と言われ、「刑務所が受刑者を管理する権利がありますが、罪を認めさせる権利はありません」と家族は言い返した。
家族は2回も区長と交渉したが、相変わらず、面会を許されなかった。それで、家族は刑務所の監察課に行き、課長との面会を要求した。しかし、「課長は出張中だ」と返事された。それから、家族は監察課の人に「面会ができない法律の条文」を出すようにと要求したが、監察課の人員が8監区の人に話してみると言った。
結局、何の法律条文も出されず、家族は鄭さんと面会ができなかった。
家族はあきらめずに面会を求めた。再三の要求で刑務所側が鄭さんに「元気でいることを息子に電話して報告しなさい」と刑務所に来ていない息子に電話をさせた。しかし、家族たちが刑務所を離れるとすぐに、刑務所側は鄭さんの息子に電話し、言ってもないことを家族が言ったと嘘をついた。
遼寧省女子刑務所は、中国で「模範刑務所」として有名だが、表と裏がある。裏では、拘禁されている法輪功学習者に迫害を加え続けているという。