文╱中国の大法弟子
【明慧日本2017年6月15日】1994年、私は広東省と江西省の境にある地域に生まれました。ここは経済的に豊かな場所ではなく、党文化の無神論から強く影響を受けており、私もしだいにいわゆる唯物論者に成長しました。しかし、物質世界と「科学」以外のすべてを信じず、神佛の存在も否定していた私は、回りにいつも起きていた不思議な現象に、そして高級生命に対する探求心をすこし持ち続けました。
2013年、何らかの縁で、私は浙江省の義烏市にやって来ました。偶然にある守鎮の寺の前にたどり着いた私は、そこで神々を侮辱するような行為を行いました。それから、悪運が続きました。私は1年間仕事が見つからず、あちこち奔走しても、どこからも門前払いにされました。それは報いだと信じました。生命の究極の答えを求めるため、神佛の真相を探すため、私はキリスト教に近づき、イエス・キリストの存在は真実だと信じるようになり、キリストの教えからたくさん学びました。私はクリスチャンと自称しましたが、教会に行ったことはありません。なぜならば、今の教会は中国共産党に支配されている事を知っているからです。そこで、私は聖書を独学しました。
長い間、よくネットで様々な情報を求め、民主や自由を求めました。私は民主主義の考えを持つ人々のQQグループに入り、そこから、法輪大法の真相を知りました。しかし、大法とは何かを知らず、法輪功は信仰団体であることも知らず、ただ迫害を受けた気功学習者の集まりだと理解していて、もちろん、法輪功は宇宙の謎を解くことができる宇宙大法であるとは、なおさら知りませんでした。
2015年12月のある日、グループの中の誰かが「移民を申請する時、中国共産党党員は申請出来ず、大法弟子は移民が可能だ……」と発言をしました。私は突然閃いて、「移民をすれば中国共産党の支配から抜け出せるし、欧米で自由に生活できる、そうすれば、気功を練るクリスチャンになれる」との思いが頭に浮かびました。当時、それはとても賢い選択だと思いました。
私は『轉法輪』の電子版書籍を入手しました。本を読んで見ると大いに驚きました。宇宙の真理が分かり、人間がなぜ生きているかが分かり、本を読んでいるうちに、次第に自分がなぜここに来たか、人生の意味とは何かが分かりました。それから、私は大法弟子になりました。
それらの事を思い出すと、本当に師父の偉大さをつくづく感じました。私を修煉の道に導くために、どれだけ入念な按排をされたか、本当に感心しました。
私は信仰心のある人達に対して真相を伝える経験をすこし積んで来ました。ここで同修達と分かち合い、すこしでもお役に立てればと思いました。
よく宗教の信者達とどっちが正しいかと議論する同修の姿を見ますが、その必要はないと思いました。信仰心のある人は、彼らの信仰に対する執着があるため、比較的に交流しづらく、特に末法時期の今では、多くの宗教の信者は神佛に対する概念がすでに偏っており、考え方も間違っていて、とてもコミュニケーションを取りにくいのが事実だと思います。私達はすべての人に大法を修煉してほしいと期待していないので、彼らと法理について交流する必要はなく、私達は三退を勧め、そして大法の素晴らしさを伝えればいいのです。
クリスチャンに対する場合、彼らは政治の話に言及したくないため、私は彼らに「リキストは神様ですね。しかし、中国共産党はなんでしょうか。中国共産党は無神論を信じていて、神を認めないのです。あなたは自分の命を中国共産党に捧げると宣誓しました。つまりあなたは自分の命を無神論の組織に捧げると宣誓しているのではないでしょうか。そうすればイエス・キリストはあなたを受け入れてくださると思いますか」、「イエス・キリストは地上のすべての人がお互いに友愛の心、寛大な心を持つべきだとおっしゃっていました。しかし、中国共産党はなんでしょうか。中国共産党はずっと人殺しをして来ました。それはイエス・キリストが望むものでしょうか。それはどれほどの罪でしょうか。あなたはそのような組織から脱退しない訳に行かないでしょう」、「大丈夫ですよ。あなたの今のすべてに影響しません。あなたは中国共産党という邪教から脱退すれば、イエス・キリストはきっとあなたを守ってくださいます」と言えば、クリスチャンは比較的聞き入れて、三退を承諾しやすくなります。
仏教徒に対する場合、私は彼らに「佛陀は衆生を救い済度をしようとされ、殺生をしてはいけないとおっしゃいました。しかし、中国共産党はずっと人殺しをして来ました。それだけではなく、文革の時、数え切れないほどの仏像を壊し、佛教の経典を燃やし、佛陀を信仰することは迷信だといいますが、佛は神聖で冒涜してはいけない存在ですよ。これはどれほどの罪でしょうか」、「中国共産党から脱退すれば、佛陀はきっとあなたを守ってくださいます。別名で結構です。別名を作ってあげましょうか」と言えばいいのです。
道教の信者に対してもほぼ同じ言い方をします。中国共産党は無数の道教の寺院を壊し、文革の時、牛鬼蛇神を打倒するという名義で多くの道士を迫害した話をすれば十分です。彼と法理について交流する必要はなく、善悪だけにしぼって話せばいいのです。もし、三退を承諾した後、可能であれば、彼らに大法とは何かを話し、もし、難しそうであれば、相手に「法輪大法は素晴らしい。真・善・忍は素晴らしい」と覚えるようにと伝えれば結構です。
三退を勧める時、「中国共産党は潰れないよ」などの言葉をよく聞きます。実はその言葉の背後に「あなた達はこのように三退を勧めても意味がない。三退することは中国共産党の崩壊に結びつくことにならない」と言う意味合いが含まれています。このような隠された意味を見抜いて、それに対して適切に答えられなければ、話はつじつまが合わなくなります。このような言葉に対して、私はいつも「中国共産党が潰れるかどうかは私達の関心事ではありません。あなたがやるべきことはそこから脱退することです。こうすれば、中国共産党がいつか崩壊した時、あなたは巻き添えにならなくて済むからです」と言います。
2017年4月、私は国保(法輪功を迫害する機関)に連行され、別の空間の邪悪の存在を強く感じました。私は心から生死を放下し、何も恐れないと決めましたが、しかし、やはり両足は絶えず震え、別の空間からの妨害をはっきりと感じ、抑えても震えが止まりませんでした。長時間の発正念によって、ようやく落ち着きを取り戻しました。留置場の中でも、私は真相を伝え続け、三退を勧め続け、一緒に拘禁された6人の人に三退をさせました。10日後、私は留置場から出ました。師父のご加護に感謝致します。弟子は必ず精進して修煉し、誓約を果たすように努力します。