【明慧日本2017年6月21日】山西省垣曲(えんきょく)県の法輪功学習者・孟麗霞さんは最高裁判所の裁判長・周強を告訴したため報復を受け、5月22日夜、国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官により不当に連行され、未だに拘禁されている。家族が依頼した弁護士は26日に事情を聞きに行ったところ、殴打された。
妊娠3カ月以上の孟さんは、現在、断食をして迫害に抗議しているという。
5月20日、北京で周強を告訴する手続きをしようとした孟さんは、垣曲県新城区派出所と連絡を取り、孟さんに対する問題を「地元で解決できるから、直ちに戻って、書類を用意してくれ」と求められた。孟さんは騙されて、北京から戻り、車を下りるとすぐに連行された。
5月22日夜、孟さんは垣曲県国保大隊の警官・陳阿林から「住居を監視する決定書」を渡され、垣曲県神経内科32~33号病棟に入れられて身柄を拘束された。そこで孟さんは精神的な迫害を受け、ひいてはトイレに行っても強制的に説教され、やむを得ず孟さんは両耳を塞ぎながらトイレに行った。休憩の時間を奪われた孟さんはやむを得ず断食を始めた。
病院で孟さんは身分不詳の2人に24時間監視され、病棟の至る所、トイレにさえ監視カメラが設置されていた。25日から、「省政法委員会(610弁公室を直轄する組織)省610弁公室からきた者」と自称する3人はずっと孟さんを脅し「告訴を却下してくれ」と要求した。
孟さんの姉も派出所の警官に呼ばれ、身柄を拘束された。弁護士も警官に殴打されて怪我を負い、診断によると、左季肋部痛陽性で、両腕には深い指跡が残っており、感触痛陽性で、局部の皮膚が充血し、両腕、胸部の柔組織が負傷したという。
6月4日、孟さんは腹痛が起き、腹が下へ落ちるように感じて数日間食事ができず、赤ちゃんが危険な状態である。
孟さんは昨年6月にも、学習者の母親を救出しようと山西省刑務所管理局や民政部に情報公開を申し出たため、警官により連行された。家族の引き続きの救出により8月29日に解放された。
孟さんの母親は農村の女性で、1996年に法輪功を学び始めた。その後、様々な病気が完治した。母親は2回労働教養を強いられ、洗脳班に3回拘禁され、家宅捜索を4回受けた。2012年12月再度連行され、2014年に懲役4年を宣告された。