【明慧日本2017年6月22日】甘粛省会寧(かいねい)県の法輪功学習者・張亨通さんは、両高(最高検察庁と最高裁判所)に、法輪功迫害の元凶・江沢民を告訴したとの理由で、昨年9月29日、自宅で河畔郷派出所の警官により不当に連行された。
今年4月、会寧県裁判所は張さんに対して懲役8カ月の判決を下し、そして、5千元の罰金を科そうとした。現在、会寧県留置場に拘禁されている張さんは頻繁に殴打されている。
情報を知った張さんの家族は5月5日、留置場へ面会に行ったが、留置場の警官に遮られ、5月12日にならないと面会できないと言われた。5月12日、家族は再度面会に行った時、張さんの顔には傷跡があり、目の周りが青く腫れていることに気付いた。張さんは「5月1日、警官の指図の下で、受刑者に暴力を振るわれ、目じりの辺りに傷を負い、病院で数針を縫った」と家族に話した。それが原因で、5月5日に家族が面会に来た時、警官は悪行を覆い隠すためにわざと面会日をずらしたという。
家族は留置場の所長を訪ねて論争した際に、所長・李爾泉は「これは正常な現象だ、留置場の中に山犬と狼ばかり閉じ込められていて、張亨通はよくしゃべるから殴られたのだ」と言った。所長の話を分析すると、おそらく張さんは中で法輪功の真相を伝えたため、警官の黙認下で受刑者らが張さんに対して乱暴を働いたと家族は推測した。警官の指示がなければ受刑者は暴力を振るう勇気がないはずである。