　【明慧日本2017年6月27日】山東省徳州市610弁公室のコントロールの下で、徳州市各公安支局の国保大隊（法輪功迫害の実行機関）、派出所の警官らは、今年1月～5月末の間、「ドアをノックする運動」を計画し、地区内の94人の法輪功学習者に対して嫌がらせをした。本文の人数は明慧ネットの報道に基づいて統計された数字で、中国共産党は情報を封鎖しているため、実際には嫌がらせを受けた人数はもっと多い可能性がある。

図：1月～5月末の間、徳州市の各地区の法輪功学習者が嫌がらせを受けた人数の統計表

　一、徳城区

　徳城区の李志勇さん、王愛軍さん、孫修海さん、張秀琴さん、任文蘭さん、張俊英さん、曲咸敏さん、宋宝蓮さん、趙学恭さん、劉永清さん、王清山さん、彭風雲さん、王国新さん、趙玉才さん、厖海風さん、李俊平さん、王樹林さん、任風英さん、付少紅さん、李培華さん、崔済萍さん、牛桂菊さん、単秀芳さん、周桂珍さん、宮金娥さん、劉大珍さん、張宝芝さん、徐世英さん、柳月萍さん、陳志中さん、孟秀雲さん、譚長士さん、劉秀珍さん、殷明軍さん、信文華さん、康淑鳳さん、賈明禄さん、劉風珍さんの38人が嫌がらせを受けた。

　5月22日、徳城区公安支局の国保大隊の張希坤は、法輪功学習者・李志勇さんの姉に「李志勇に国保大隊へ来るように伝えてくれ、来なければ李志勇の勤務先に行くから」と電話をかけた。5月24日午前11時40分、徳城区国保大隊の警官3人が、李さんの勤務先に行き「事務所まで来てくれ」と李さんを呼び出したが、李さんは行かなかった。3人の警官は勤務先の関係者5人を連れて、李さんの仕事現場に行って署名を強要した。李さんは「自分は真・善・忍に従って良い人になろうとしており、法を犯しておらず、どうして署名しなければいけないのですか」と拒否した。警官は「派出所の者がお前の家に行くから」と一言脅して帰って行った。

　5月8日、徳城区新河東路派出所の警官3人は、72歳の法輪功学習者・曲咸敏さんの家の扉をノックし、「家に法輪功の本はあるか？」と聞いたところ、曲さんの夫は「見ていない、ミニスピーカーならある」と答えた。5月12日午後、派出所の警官はまず曲さんの家族に電話をかけて、続いて、3人の警官が小型ビデオカメラを持って家にやって来た。曲さんは録画を阻止したため、警官らは5分後には帰って行った。

　5月8日午前9時過ぎ、警官は法輪功学習者・趙玉才さんの家のドアをノックしたが、趙さんは開けなかった。5月11日、2人の私服警官は趙さんの息子、息子の嫁と孫を連れて家に来て、趙さんの家の預金通帳、保険証などを調べて、いろいろと聞いた。

　5月8日、3人の警察（中に女性1人）は、法輪功学習者・崔済萍さんの家の扉を叩いた。翌日の午後、徳城区建設街派出所の副所長・王暁東は、崔さんの夫に電話をかけ「昨日はなぜ留守だったのか、どこへ外出したのか、今回の行動の取り調べは上からの指示で、全省の規模で統一的な計画で行っている、まだ法輪功を学んでいのるか、出かけて宣伝ビラを配らないでくれ、また今度ついでに家に寄るから」と等々を言った。5月8日午前、警官はまた法輪功学習者・牛桂菊さんの小売店に行き、家族全員の携帯番号を聞いた。38人の法輪功学習者はそれぞれ嫌がらせを受けた。

　二、経済開発区

　経済開発区の法輪功学習者の王坤さん、王素紅さん、劉林光さん、張清明さん、朱文燕さん、馬董さん、崔秀傑さん、李鉄峰さん、李文君さん、李俊蘭さんの10人が嫌がらせを受けた。

　5月1日の午後3時頃、経済開発区新城派出所の警官らは、法輪功学習者・李鉄峰さんの小売店に行った後、李さんの自宅に来た。李さんは不在で、李さんの妻が扉を開けた。警官らはそれぞれの部屋を見て「何か困っていることはないか、パソコンはあるのか、まだ法輪功を続けているのか、他の者と連絡をとっているのか」と聞いてきた。李さんの妻は厳しい表情で、「あなた達の質問に答える必要がないのではありませんか、今、パソコンを持っていない家庭はほとんどないのではないでしょか、私はこのように座るのが心地良いから、このように座るのです（座禅している）。『真・善・忍』の3文字と『偽、悪、闘』はどっちが良いと思いますか？　人々はみんな真・善・忍に従えば社会は安定するようになります。もし、社会が安定すればあなた達もいらなくなるはずです。『何か困ることがないか』ですって？　ありますとも。回収できないお金があり、回収してくれますか。あなた達はこのように我が家に突然やって来て、とても歓迎できず非常に困っています」と言うと、警官らは返答できなかった。

　三、運河開発区

　運河開発区の法輪功学習者・車奇聡さん、車憲起さん、馬玉清さん、武秀雲さんの4人が嫌がらせを受けた。

　3月、河西派出所の警官は、車憲起さんの家に押し入ったことがあり、身分証を調べたり、娘さんの電話番号を尋ねたりして、車憲起さんに精神的なのプレッシャーをもたらした。5月24日の午後、運河開発区河西派出所の警官・王海軍は、法輪功学習者・車奇聡さんに電話をかけて「家に訪問する」と言い、車奇聡さんに断られた。しばらくすると、王海軍は他の男女の警官を連れて車憲起さんの会社の寮に行き、その時、車憲起さんはベッドで休んでおり（半身不随）、情報を知った車奇聡さんも急いで駆け付けた。王海軍は壁に貼っていた写真を撮ろうとした時、車奇聡さんは写真を剥がした。王海軍はまたテレビの上に置いてある紙を読もうとしたので、車奇聡さんはその紙を破った。王海軍は随行する男性警官に撮影させたので、車奇聡さんは帽子を被りサングラスを付けて抗議した。抵抗にあった王海軍らはその場を離れ、ほかの法輪功学習者のところに嫌がらせに行った。

　四、陵城区

　陵城区の法輪功学習者・劉会蘭さん、竇林芳さん、劉占華さん、許真さん、李秀英さん、張国剛さん、楊秀芬さん、高国香さん、崔玉英さん、范玉東さん、馬振珍さん、董娟さん、谷文花さんの13人が嫌がらせを受けた。

　五、平原県

　5月1日の前後、平原県の公安警官はリストを持って、27人の法輪功学習者に対して嫌がらせをした。

　六、禹城市

　4月中旬、禹城市公安局の警官は名簿（1級、2級、3級に分類している）を持って、冉寨村と長李村の法輪功学習者の家を訪れて嫌がらせをした。

　七、徳州市

　徳州市武城県派出所の警官は名簿を持って、甲馬営郷塩村庄に行き、一軒一軒漏れなく嫌がらせをして回り、法輪功学習者・柏子田さんを連行した。現在、柏さんはすでに帰宅した。