【明慧日本2017年7月4日】ドイツの第57回ヘッセンタグ祭りが6月9日~18日の10日間、ヘッセン州リュッセルスハイム市で行われた。これはドイツで最も歴史を有する連邦政府主催の祝賀イベントである。今年は、訪れた観客が140万人に上った。イベントは盛大なパレード以外にも、音楽や舞踊などの様々な舞台も多く、食べ物、工芸品の店も多かった。車を展示する製造業やNPO組織の団体も多く参加した。周辺の都市在住の法輪功学習者たちも参加し、法輪功を紹介しながら、中国で起きている法輪功への迫害に反対する署名を集めた。多くの署名を集めただけでなく、法輪功を習ってみたいという来場者が40~50人もいた。それで、学習者は急遽、現地で煉功を実演しながら学べる場所を立ち上げることに決めた。
ある教育系の大学生は学習者の説明を聞いた後、法輪功の「真・善・忍」の理念が、人類にとって非常に重要で不可欠だと言った。学校の先生になるのが夢だというこの大学生は「この価値観は自分の仲間の学生達にも、ぜひ教えてあげたいです」と語り、他の人にも知ってもらいたいと思い、法輪功の資料を多めにもらった。
20代の若者アレックスさんとベンジャミンさんは、法輪功のブースに訪れた。はじめは学習者に冷たい態度を見せたが、学習者の説明を聞くにつれだんだんと表情が変わり、真剣な眼差しになった。ベンジャミンさんは「法輪功はこのイベントで最も有意義なことをやっています。私は手伝います」と申し出て、通行人に署名を自ら呼びかけ、真相説明をした。
土曜日になると来場する人も多くなり、大音量を流すブースも多く騒がしい環境の中で、学習者が静かに座禅する姿が法輪功ブースの横にある「選挙に行こう」のスタッフに強い印象を与えた。そのスタッフの中の1人ケアーマンさんは学習者の所に来て、「今日、1日ずっと見ていましたが、この騒音の中で、座禅ができるなんて本当にすごいですね」と感心した。
あるベトナムの学習者がベトナムのブースを訪れ、店主に学習者の手作りの蓮の花を上げると、店主が「真・善・忍」の三文字を聞いた途端に、「真・善・忍を信じる人には幸運が訪れます」と言った。蓮の花を沢山もらった店主は、幸運は皆で分けるべきだと考え、蓮の花を全部客に配った。数日後、学習者が再び訪れた時、店主は「蓮の花をくれたあの日は、客が特に多かったですよ」と嬉しそうに語った。
また、再び戻って来て、学習者に「あなたは本当によくやっています」と感心し、励ます人もいた。
さらに、暴利を貪るため、中国共産党が学習者の生体から臓器を強制的に摘出していると知ると、目に涙を浮かべ悲しむ人もいた。