文╱中国の大法弟子
【明慧日本2017年7月15日】師父は「新しい学習者に対して、皆さんは急いではいけません。なぜならば、彼にまだ認識の過程があります。もし本人が積極的にやりたければそれでいいのですが、そうでなければ、私たちは強引に新しい学習者にやらせてはいけません。なんといっても、まだ新しい学習者だからです」[1]とおっしゃいました。
ここ数年、地元では新しく入門した同修が迫害された事件が数件起きました。ある女性同修は入門して1年足らずで、古い修煉者に連れられ、資料を配ったり、真相ポスターを貼ったりしました。この新しい同修は性格が内気で言葉数が少なく、他の人は彼女の修煉状態をよく把握していないため聞くと、古い同修は「彼女は新しい学習者だけど、とてもしっかりしていて、法に対する信念も強いのよ」と答えました。古い同修は真相を伝える時や資料を配る時に、必ず彼女を連れて行くため、「これは修煉だ」と彼女は勘違いして、毎日忙しくその仕事をしました。暫くしから、彼女は国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警察官に連行されました。家族はコネを使ってようやく彼女を出所させましたが、本来、この教訓を生かして、心を静めてしっかり法を学び、着実に修めるべきだったのです。しかし、一部の古い同修はまた彼女を引っ張り出して、資料作りに参加させ、資料配りに行かせました。彼女は正念が足りず、携帯電話の安全性もよく理解していないため、結局、再び連行され懲役7年の実刑を受けました。
古い修煉者としては、新しい学習者の安全と成長のために考えるべきではないでしょうか! 一方、新しい学習者にとって急いて仕事をするより、法をもっと習い、早く心性を高めことの方が大切で、本来最も肝心なことではないでしょうか! 新しい学習者の状態はどうであれ、修煉は厳粛なもので、時間とプロセスを踏んでおかなければなりません。これらの基礎がなければいろんな問題が起きやすいのです。
もう1人入門して間もない新しい学習者がいました。2人の古い修煉者はいつも彼女を連れて資料を配ったり、人に面と向かって真相を伝えさせたりしていました。「それはやめた方がよいのでは」と指摘された時、古い修煉者は「彼女は向上が早く、正念が充分で、毎日結構な人数の人を三退させているわ」と反論しました。実は、この時点では、新しい学習者は法を正す修煉に対する理解がまだ浅く、特に古い修煉者に褒められると人心が出てきて、仕事をたくさんやればそれが修煉だと勘違いをしてしまい、そのため、彼女はいつも1人で人々に面と向かって真相を伝えていました。ある日の夜、古い同修と一緒にタクシーを頼んで農村に資料を配りに行った時に、真相の知らない人に通報され、パットカーに乗って来た警察官らに連行され、古い同修はうまく逃げ出しましたが、新しい学習者は逃げられず、懲役3年の実刑を受けました。
もう1人入門して2年足らずの新しい学習者は、古い修煉者に連れられて、資料を配りに行った時、警察官に連行され、懲役2年の実刑を受けました。刑務所から出てきた後、同修に会った時、新しい学習者は大泣きし、「私はまだこんなに若いのに、まさか法輪功のために2年の間刑務所に入れられるなんて」と、とても悔しそうに訴えました。
ある新しい学習者は、入門後、大法の本を一通り読み終わっていないのに、古い修煉者に連れられ資料を配りに行きました。その結果、懲役4年の実刑を受けました。考えて見て下さい、大法の本を一通りまだ読み終わっていなければ、法に対する理解はどれだけあるのでしょうか。修煉者であるかどうかでさえもはっきりとは言えないのではないでしょうか! このような状態で出かけて行き仕事をすると、問題を起こしやすいだけではなく、たとえ大法を実証する仕事をしても、十分な正念がなければ人を救うことなど可能でしょうか?
このような事は、地元にマイナスの影響を与えました。特に新しい学習者の家族や親戚は、もともと中国共産党の虚言に騙され、私達を理解していない場合が多いいのに、このような問題が起きると、彼らとの関係は一層悪化してしまいました。それは人を陥れることになるのではないでしょうか。古い修煉者として、もっと理性的になって、新しい学習者にもっと法を習うように手助けし、平穏に物事を進めさせ、特に心性の関門をしっかり乗り越えさせ、早く成長させるように手助けすべきではないでしょうか!
少しの浅見ですが、法に則っていない所があれば、慈悲なるご指摘をお願いします。
注:
[1] 李洪志師父の著作: 『二〇〇四年ニューヨーク国際法会での説法』