【明慧日本2017年7月20日】吉林省長春市の法輪功学習者・孫士英さん一家は、9年の冤罪を経た遼源市の法輪功学習者・呂永珍さん(60代)を泊めて世話をしたという理由で、今年3月6日、遼源市610弁公室・公安局、長春市寛城公安支局・蘭家派出所の警官らに連行された。現在、この案件の公文書は長春市朝陽区検察院に回っている。
4月23日、孫士英さん・息子の王洪岩さん・娘の王洪艶さんの3人を逮捕する逮捕令状が、寛城区検察院により発布された。4月28日、孫さんの弁護士は寛城区検察院に行き、逮捕を解除する決議書を手渡した。そして、寛城支局へ行き、解放を求めた際に、寛城支局は弁護士を入口の外で遮って入らせず、蘭家派出所が直接関わっていると返事をした。弁護士は蘭家派出所を訪ねたところ、「直接関わっておらず、市局に行きなさい」と言われた。5月10日、弁護士は孫さんと面会したあと、関係部門に書類を送付した。
長春市寛城区検察院はこの案件の公文書を寛城公安支局に差し戻したが、寛城公安支局は上層の長春市検察院にそれを提出した。6月2日、長春市検察院は公文書を孫さんの在住地の朝陽区検察院に回した。
孫さんは小学校の教師である。孫さんの夫・王啓波さんは法輪功を学んでいるという理由で、何回も不当に連行され、洗脳(思想改造)を受けるという迫害をされ、労働教養1年を強制され、その上懲役7年の不当な判決を受け苦しめられて、2007年3月に刑務所内で死亡した。
孫さんの90歳高齢の舅と姑は、息子の話をする度に涙を流した。現在、さらに息子の妻と孫たちまでが不当に拘禁されており、2人の老人は非常に焦ってどうしようもならない状況にある。