【明慧日本2017年7月30日】河北省高陽県布里中学校の国語教師・劉冬梅さんは、授業中、周敦頤(しゅう とんい)の名作『愛蓮説』を説明した時、こう説明した。「周敦頤氏は北宋の儒学者です。国民のために考えて何度も無実のまま投獄されました。彼は人間を蓮の花に喩え、波に身を任せない清浄な心を求めることを説きました。今現在、中国においてもこのような人たちがいます。彼らは利権(利益を専有する権利)に負けず、決して甘い汁を吸わず、他人のことを最優先に考えています。この人たちは法輪功の学習者たちです。法輪功は世界100以上の国に伝え広められましたが、中国共産党による天安門焼身自殺事件などのような偽りの事件をでっち上げられ、罪に陥れられました。貴州省で発見された「蔵字石」には、中国共産党の崩壊を預言する言葉がはっきりと読み取れます」
生徒たちは真面目にこれを聞いて、ほとんどの者が賛同の意を表した。しかし、このような授業は、中国共産党による法輪功への誹謗中傷を信じる保護者により通報された。
今年3月31日午後4時、高陽県の警官は劉さんの身柄を拘束し、翌日の午前2時、劉さんを保定市留置場に拘禁した。
劉さんは取り調べられた時、法輪功を学んで受益したことを伝えたが、警官に「公安局は暴力機関だ。警官は暴力の執行者だ」と脅された。劉さんは「公安局は悪人を懲らしめるべきです。良い人に暴力を振るうべきではありません」と忠告した。
警官はその後、劉さんの自宅に侵入し、法輪功の関連書籍、DVDなどを押収したうえ、案件を県検察庁に提出したという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)