【明慧日本2017年8月7日】遼寧省鉄嶺市清河区の法輪功学習者・張淑霞さん(55)はこの前、清河区裁判所に懲役3年の不当な判決を下された。この判決は、張さんの6回目の人身を拘禁する迫害に当たるものである。
今年5月12日、清河区裁判所は張さんに対して裁判を行ったが、パトカーは遅れて来るし、張さんも急に血圧が上がった状態で、裁判は草々に開始された。
弁護士2人は、張さんの足にはめられた足かせを解除するよう強く求めた。裁判長は「裁判所の職権範囲外である」という理由で足かせの解除を拒否した。弁護士が法律条例を読み上ると、法廷で張さんに付きそっていた警官が、裁判所の同意を得てやっと足かせを外した。
公訴人の柏英(女性)が挙げたいわゆる証拠は、ペンダント形のお守り5個、宣伝用のカード8枚、真相内容の書かれた紙幣12枚、真相カレンダー6冊だけだった。証人を5人挙げたが、誰も法廷に来なかった。
法輪功迫害の真相をまったく知っていない裁判所側の裁判員らと裁判長が、犯罪を認めるようにと引き続き張さんを誘導した。公訴人も「罪を認めれば軽い刑罰になるが、認めなければ重罰になるはずだ」と張さんを有罪になる方向へと巧みに誘導した。
張さんはもちろん有罪を認めなかった。かえって、張さんは、自分が連行されている途中に、警官にいかに殴打され、暴力を振るわれたかを述べた。裁判長は「暴力を加えた人を起訴してもよい。この裁判が終わってから起訴する書類を揃えばよい。ただし、お前が言ったことは我々は目撃していない」と言った。
弁護士は、「連行することは違法です。証人が挙げた証拠は、事実であるかどうか疑われるし、しかも証人は誰も法廷に来ていない。そして、張さんがやったことは誰にも損害を与えておらず、法律にも違反していないので、張さんは無罪です」と答弁した。
弁護士が以上のように弁護をはじめた途端に、裁判長は「昼ごはんの時間だ」と突然休廷を宣告した。
5月19日に、裁判は再度行われた。証人を保護するという口実で、張さんの家族の傍聴を誰も許可されなかった。裁判の結果は、張さんに懲役3年の実刑判決が下った。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)