【明慧日本2017年8月12日】山東省イ坊(いほう)市の法輪功学習者・張萍さん(52歳女性)は先月26日、高新区公安局の国保大隊(法輪功迫害の実行機関)と、東明路派出所の警官に自宅から連行された。これは当局の警官による16回目の連行となった。その後、張さん所有の住宅3カ所ともに警官8人によって家宅捜索され、さまざまな私物を押収された。現在、張さんはイ坊留置場に拘禁されている。
張萍さんは高新区東金馬村に住んでおり、夫・張道忠さんとともに1998年春から法輪功を学び始めた。萍さんは婦人科の病気や五十肩、30年以上におよぶ胃の病気を患って苦しんでいたが、法輪功を学んでから病気が完治した。仲の悪かった姑と和解し、実の娘のように尽くした。道忠さんも、喧嘩になるとすぐ物を投げたりする短気な性格が直った。修煉後、一家三世代の大家族が仲睦まじく暮らすようになった。
しかし、1999年7.20、中国共産党の江沢民派が法輪功への弾圧を開始し、1億人以上の法輪功学習者や家族が残酷な迫害を加えられた。多くの学習者の家庭が崩壊させられ、張さん一家も迫害から免れることはなかった。
道忠さんは法輪功を学んでいるとの理由で、14回にわたり不当に連行・拘禁され、その中の2回は労働教養処分を科された。残酷な拷問などで苦しめられた末、道忠さんは健康状態が悪化して、2014年7月29日に死亡した。
萍さんも18年来、16回連行された。洗脳班に2回拘禁、労働教養処分2回、拘留6回、村民委員会に6回拘禁された。
当時、76歳の姑は息子夫婦がともに連行され、労働教養所に送られたことを知り、強いショックを受けた。毎日涙が流れ、ついには失明して、2010年のお正月に無念のまま亡くなった。
18年来、萍さん一家は団欒したことがなかった。張さん夫婦が拘禁されていた時、ともに拷問を受けた。夫婦ともに睡眠を剥奪されたことがあり、萍さんは殴打され、頭から出血した。道忠さんは殴打され、ひざを骨折し、また、電気ショックなどの迫害を何度も受けたという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)