【明慧日本2017年8月25日】山西省太原市の法輪功学習者・李錫福さん(76)は、二度労働教養を強いられたことがある。李さんの娘・潤芳さんは障害を持っており、法輪功を堅持したため何度も連行され、計11年間刑務所で迫害を受け続けた。
李さんは、2015年7月6日、尖草坪郵便局へ行き、最高検察院、最高裁判所へ江沢民を告訴する告訴状を郵送しようとしたが、郵便局側に「安全検査」の口実で遮られた。
2015年11月18日の夕方6時頃、7、8人の私服警官らは、鉄棒やペンチなどの工具で李さんの家の扉をこじ開けて入室し、上着も着用させず、裸足のまま李さんを太原留置場まで連行した。
山西省610弁公室のコントロールの下で、太原市晋源区裁判所は、昨年8月31日、李さんに対して裁判を行い、懲役3年の不当な判決を下した。今年1月16日、李さんは晋中刑務所に拘禁された。
李さんは控訴したいが、ずっと難航を続けている。今年5月24日、家族は控訴状を刑務所の獄政課に持って行き、李さんに署名させようとしたところ、獄政課の温という警官は「上司の許可が必要なので、とりあえず書類をここへ預けて、1週間後に電話で問い合わせなさい」と言った。1週間後、家族が電話で聞くと、「まだ結果が出ていないので、もうちょっと待ちなさい」と答えた。数日後、家族が電話をしても誰も出なかった。6月22日、家族が直接尋ねたところ、温は「責任者は会議で不在である」と答えた。
今年の3月23日、家族が晋中刑務所へ李さんに面会する際に、李さんは刑務所で二度暴力を振るわれたことを話した。話している途中で刑務所側は内線を妨害したため、家族はそれ以上話を聞くことができなかった。
6月22日、家族は李さんとの面会の時、李さんは手錠をはめられ、傍に警官と受刑者が1人ずつ立っており、李さんの腕には癒合した傷痕と他にもまた、痛々しい新たな傷口が見えた。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)