文╱中国の大法弟子
【明慧日本2017年9月14日】私は1996年5月から修煉を始めた大法弟子で、今年84歳です。今年7月下旬のある日、私は左のあばら骨の下に痛みを感じましたが、その時、特に何も考えませんでした。しかし、2日後、痛みが強くなり、「修煉だから、少し具合が悪くても当たり前のことだ」と思い、それほど気にしませんでした。ある日の夜、寝ている間に痛みを感じたため、手で触って見ると、胸元から左側の腰部に向かって長さ3センチほどの一連の水ぶくれが出来ていることに気づきました。水ぶくれの大きさは大豆ほどのもあれば、緑豆ほどのもあり、私は突然、「これは常人の言う帯状疱疹ではない」と思いました。「帯状疱疹」には他のとても聞き苦しい俗称もありますが、本当にとても痛くて、そして痛みが広がって大変でした。しかし、私は家族に黙っていました。
私は法を学び、内に向けて探し、発正念をし、同修と一緒に遠い郊外にまで真相を伝え、三退を勧め、資料を配りました。
いつも通りにやるべきことをやりましたが、しかし、心の中ではやはり放下していませんでした。それからの数日間、左側の腰を囲んで、一本の帯状疱疹が迅速に伸び、そして、我慢出来ないほど痛くなりました。夫に「どうしたのか」と聞かれ、私は「帯状疱疹が出来た」と答え、夫は見ようとしましたが、私は見せませんでした。しかし、息子が「こんなにどひどくなっている、早く病院に行きなさい」と怒った時、私の人心が動きました。修煉前から「このようなものが腰を囲んだらとてもよくない」と聞いたことがあるので、結局、家族の説得に負けて病院に行ってしまいました。病院から3本の塗り薬をもらって来ました。家に帰ってから1回塗り、寝る前にもう1回塗り、翌日も2、3回塗りました。ところが、痛みが和らぐどころか、帯状疱疹はさらに左側の背中の腰椎に向って迅速に広がり、そして、もっと大きな水ぶくれも現れました。
私は師父にお線香を上げる台に伏せて泣きました。自分が間違ったことを知りました。師父は「宇宙で法を正すことはすでに後期にあり、ほぼ終わっており、法がこの世を正す段階に移行しつつあると話したので、この時期に皆さんは以前よりもしっかり行なうべきです。これまでの努力が無駄にならないようにすべきです。二度と間違いを犯さないでください」 [1]と説かれ、「正しく修め、正しく歩んでください」[1]ともおっしゃいました。師父はとっくに前から私達に「生きて求める所無く 死して留まるを惜しまず 妄念を蕩尽すれば 佛を修するは難しからず」[2]と教えて下さったにも関わらず、私は師父の説法通りに着実に修めず、病業の仮相の猛威の前で、人心を動かしてしまいました。
師父の法理は次から次へと私の脳裏に浮かびました。師父は「常人の心を放下できるかどうか、これは真に常人を超えることに向かっていくための至難の関なのです。真に修める弟子であれば誰でも超えなければならないもので、これは修煉者と常人の境界線です」[3]と説かれました。「生死の一念を放下できなければ、どうして佛陀まで修めることが出来るでしょうか」、「法も習ったし、暗唱もしたし、どうして着実に修めることが出来ないのか」、「自分が着実に法を習っておらず、所在すべき次元の法理を悟ることができないため、次元を高めることができなかったのではないか」、「肝心な時に師と法を固く信じることが出来なかったのではないか」と思いました。
慈悲なる師父は私が悟らないのを見られ、再び私に啓示してくださいました。朝、「法輪周天法」を煉功した時、私は突然師父が私達の下腹部に植え付けて下さった法輪(普段私の頭と体外にいつも回転していると感じている)を思い出し、「師父が与えて下さった法輪を私は管理しているではないか」と悟りました。そして、師父がおっしゃった「なぜならそれはただわれわれ常人の肉体から修煉してできた功能に過ぎないからです。とはいえ、もう相当豊富になっており……」[4]を思い出して、私は下腹部の法輪に「左上半身の悪いものを粉々にして体外に打ち出してください」と一念を発しました。
この一念が出ると、なんと、神の奇跡が現れました。私の左上半身は痛みが軽減し、楽になり、体も柔らかくなりました。
師父の関連する法を学び、また明慧ネットの交流文章を読み、発正念を強め、旧勢力を徹底的に否定しました。私は大法の中で自らを修め、正しました。法と師を固く信じ、正念を強める中で、 「帯状疱疹」は干からびてしまい、かさぶたが出来、剥がれ落ち、この病業の仮相はきれいさっぱりと消えてなくなりました。そして、いかなる後遺症も残りませんでした。
今回の魔難を通して、「老年の大法弟子が難関に遭遇した場合、必ず師と法を固く信じ、法を学び、内に向けて探し、頭をはっきりさせて正念を発し、正念を強めなければならない」と切実に体得しました。
師父の慈悲なるご済度に感謝します! 明慧ネットの交流文章の啓発と助けに感謝します! 次元の限りがありますので、不適切な所があれば、慈悲なるご叱正をお願いします。この文章を書いたのは、同じような状況に置かれた同修と交流したいと思ったからです。
注:
[1] 李洪志師父の経文:「大法伝出二十五周年ニューヨーク法会での説法」
[2] 李洪志師父の詩:『洪吟』「何も残らず」
[3] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「真修」
[4] 李洪志師父の著作:『轉法輪』