　【明慧日本2017年9月15日】（米国＝明慧記者李若雲）多くの西洋人は心の中で、人権への迫害に反対するのは普通の条理であり、米国においては最もそうである。この前、カリフォルニア（CA）州下院は一つの決議案を通過させ、中国共産党の法輪功学習者に対する長期にわたる迫害を譴責した。しかし、中共の領事館は却って法輪功を誹謗中傷して米国人への洗脳を企み、議員の仕事を妨害した。これに対して、8日午前、100人以上の法輪功学習者と支持者が中国駐サンフランシスコ領事館の前で集会を開き、中共が迫害を海外まで延伸したことを譴責した。

9月8日、中国駐サンフランシスコ領事館の前で集会

　　カリフォルニア州上院議員「中共の法輪功に対する非人道的な迫害を譴責」

発言するジョエル・アンダーソン（Joel Anderson）上院議員

　カリフォルニア州のジョエル・アンダーソン上院議員は、「先週、SJR 10決議案が、司法委員会を通過した」と報告した。SJR 10決議案とは同議員と、民主党の2人の議員が共同で提出した、中共政権下における法輪功に対する非人道的な迫害を譴責するもの。

　決議案が通過したあと、カリフォルニア州上院は、法輪功を誹謗中傷する資料を受け取った。この資料はサンフランシスコ中国領事館から送られたという。

　同議員は、「中共の言論の自由を弾圧する行為は人々を憤慨させています。そして中共はこのような行為をカリフォルニア州にまで延伸させています。このような妨害行為は人々を驚愕させ、人権に対する侵害であります」と述べた。

　「私たちはここで私たちの兄弟姉妹を支持します。私たちは立ち上がりジェノサイドの犯罪に反対します。これはカリフォルニア州の価値観であり、われわれは中共の暴行に反対する責任があり、平和を支持し、迫害に反対します」と語った。

　下院議員「法輪功は平和的で、カリフォルニア州は正義を支持する」

　カリフォルニア州第71選挙区選出のランディ・ヴェーペル（Randy Voepel）下院議員は、集会を支持する書簡を送り、「法輪功は平和的です。SJR 10決議案は、我々が全力を尽くして平和を遵守し、忍耐と善良な人々を保護します。我々は中共に自己の行為を検討するよう促し、彼らは中国人に対して犯した暴行を認めなければなりません。カリフォルニア州は正義を支持し、我々は人々の権利を剥奪した人らを容認できません」と記している。

　法輪大法佛学会の責任者「領事館は、中共への追随をやめるべき」

サンフランシスコ法輪大法佛学会の責任者・黄雲さん

　サンフランシスコ法輪大法佛学会の責任者・黄雲さんは、「今回、中国領事館はカリフォルニア州議会に、法輪功を誹謗中傷する資料を送ったり、電話を掛けたりした目的は、中共の法輪功に対する迫害を譴責する州議会の決議案を阻止するためであり、我々に見せつけたのは、中共の法輪功に対する迫害はまだ続いているということです」と述べた。

　「同時に我々が見たのは、カリフォルニア州において、米国において、世界において、アンダーソン議員のように立ち上がり、中共の迫害に反対する正義の人々がますます増えているのです」と述べた。

　黄さんは、中国領事館の官員に対して厳正に告げた。中共の法輪功に対する迫害はそんなに長く維持することはできない、善悪に報いがあるのは天理であり、中共の悪の行いに追随するのは止めるべきだという。「善には善の報いがあり、悪には悪の報いがあります。これは東洋、西洋の歴史上において数えきれないほど証明されており、いかなる正教に対する迫害も長く続いていません。中共の法輪功に対する迫害も落日を迎えています。迫害に加担した者に対する結末は明らかです。例えば、周永康、李東生と薄熙来などの頭目はすでに法の下で縄をかけられ、海外の共犯者らも悪の報いに遭っています。だからこそ中国領事館総領事の羅林权、領事の孟建華らに忠告しますが、自分の退路を考えるべきで、海外に延伸した法輪功に対する迫害を即時に停止し、米国への内政干渉を停止し、カリフォルニア州両院、政府やコミュニティーに公開で謝罪し、法輪功に対する誹謗中傷を撤回すべきです。そうしなければ、悪の報いが待っているのです」と忠告した。

　黄さんは最後に「ここで私たちは心よりアンダーソン議員と、この迫害の最中に正義と善良を守るために立ち上がったすべての人に感謝します。私たちは時間を切り詰めてさらに多くの善良な人達に、真相を知ってもらい、歴史の正しい一面を選択して、迫害を制止しましょう。近い将来、アンダーソン議員と、すべての善良な人たちは善に報われ、素晴らしい未来を迎えられるでしょう」と感謝した。