文/中国の大法弟子
【明慧日本2017年10月11日】私の地域では「ノック行動」は比較的広範囲に行われ、亡くなった同修の家でさえ妨害されました。修煉者は心性が様々で、警察の「ノック行動」に対し、怖くなって、「もう学ばない、修煉しない」と言う人もいれば、正々堂々と真相を伝える人もいました。
ある同修は仕事が忙しく、ふだん、学法と煉功を疎かにし、肝心な時、正念がすっかりなくなり、警察官が彼の家に「ノック」しに来た時、彼は怖くなって地方に身を隠し、十数日間も家に帰る勇気がありませんでした。同修は彼と交流して心性を向上させ、「こうすることは自分を犯罪者とみなしているのではありませんか。悪いことをした人は身を隠したり、逃げたりするのですが、私達は最も正しい佛法―宇宙大法『真・善・忍』に基づいて自分を律しており、法を正す師に手伝う正々堂々とした大法弟子です。何を恐れる必要がありますか?」と言いました。
師父が説かれた、「それらの悪人は邪悪に制御されて行っているのではありませんか? 邪悪が根絶されたとき、悪人の前に立つと、悪人はあなたに『良くない』の『よ』の字でも言えるのでしょうか? 神に対してこのようにする勇気はありません」[1]、そして、「堂々と神の道を歩み、恐れる心を無くすべきです。警官も救うことを待っている生命であり、会えば真相を伝えてあげます。このような大法弟子がおり、警官にも敬服されています。安全に気をつけるように、と帰る前に注意してくれます。本当に素晴らしいのです」[2]の説法を一緒に学びました。
師父の法は彼の神の一面を加持してくださいました。彼は顔が明るくなり、興奮して汗がぽたぽたと流れ落ち、以前の恐怖感は消えてなくなりました。そして、「自分は戻って、出勤しなければならない」と決意しました。
同修はさらに、「すぐに戻って来て出勤してください。『ノック行動』に対して、多く発正念をし、自分を迫害する旧勢力を一掃しなければなりません」と励ましました。
彼が帰って来て数日後、警察官がやって来ました。警察官に直面した時、彼はやはり少し緊張して、頭が空白になりました。しかし、すぐに冷静になり、「彼らに真相を伝えなければならない、彼らこそ真の被害者だ」と思いました。
警察官は家に入ると、すぐ写真撮影をし、そして、「まだ法輪功を修煉しているのか?」と聞きました。同修は「こんなに素晴らしい功法ですから、当然続けています」と答えると、「天安門焼身自殺をどうみるか?」と聞かれ、「それは江沢民が監督した自作自演のもので、すべて嘘です。その目的は世間の人々を騙し、法輪功を憎むようにしむけるためです」と答えました。「今でもあんたの師父を信じているのか?」と質問されると、「一日の師は一生の親です」と答えました。「習近平をどうみているのか?」と聞かれ、「汚職した高官を一掃したことは、国民のためにいいことをしていると言えるでしょう。もちろん、それは法輪功を迫害した人達の悪報でもあります」と言うと、警察官もついつい頷きました。
警察官が帰ってから、同修は「今日、自分はうまく真相を伝えることができた」とほっとして、心身ともに軽くなりました。その場に居合わせた姉も、ふだん大法のことを誤解していましたが、今回は納得した様子で、「大法は確かに素晴らしいね! 警察官は何も言えなかったじゃないの」と言いました。
数日後、同修が仕事から帰って来た時、息子が外で待っていて、「お父さん、警察官がまた来たよ」と言いました。急いで帰ると、数人の警察官が家の前にいました。「またなんのご用ですか?」と聞くと、警察官は何が何だか分からない様子で、実はまったく関係のない人達でした。「これも自分の恐怖心を取り除くために起きたことだ」と彼は思いました。
この「ノック行動」の関門は乗り越えましたが、しかし、彼の体に病業の仮相が現れました。腰に小さな赤いブツブツができ、それは帯状疱疹でした。同修と交流し、それらの細かい卑しい虫を一掃するよう発正念しました。とても痛かったのですが、しかし、すぐによくなりました。彼の親族や友人も大法の超常的な一面をその目で見ました。
親戚から「警察官に連行されたの?」と聞かれましたが、彼は「無事でした。それは僕の恐怖心によってできたに過ぎません。太上老君(たいじょうろうくん)の煉丹炉の鍛錬に耐えるには、精進に精進しなければなりません」と答えました。
「ノック行動」は同修の正念を修めさせ、同修の恐怖心を取り除きました。
注:
[1] 李洪志師父の経文:『二〇〇五年サンフランシスコ法会での説法』
[2] 李洪志師父の経文:『二〇一三年大ニューヨーク地区法会での説法』