【明慧日本2017年10月13日】元遼寧省鞍山市鞍鋼高校のロシア語教師で、法輪功学習者でもある邢丹さんは、2014年7月21日、不当に鞍山市女子留置場に連行された。
2015年2月11日、邢さんは鉄東区裁判所に懲役5年の不当な判決を下された。それ以来、邢さんはずっと断食して抗議している。現在、邢さんは遼寧女子刑務所に拘禁されており、危篤状態に陥り、流動食とブドウ糖液の注射により生命を維持している。
邢丹さん |
2015年6月4日、邢さんはいつ何時でも生命の危険があるため、刑務所は責任を負わないように、家族に「刑務所へ署名に来なさい」と電話で促した。
刑務所の警官は、家族に署名させ、邢さんに食事をするように説得するよう要求した。「断食は一時出所の条件を満たさないから、何かあったら自分のせいで、刑務所側には一切責任がない」と家族に伝えた。
家族は「断食したい者はいない。法律的な根拠が何もなく、無実な罪を着せられ、教師としてどのように自分の学生に対面できるでしょうか。このような状況下で、やむを得ず断食をして、自分の潔白を証明しようとしています。冤罪を晴らしたなら、娘は食事をするはずです!」と抗議した。
邢丹さんの父親の生前の写真 |
邢さんの両親は70代の老人で、邢さんが拘禁されて3年の間、両親が娘に会えた回数は数えられるほど、わずかである。ある寒い冬、邢さんの両親は娘を心配し刑務所へ面会に行ったが、刑務所の外で3時間あまり待たされ、無視された。終いに、とうとう帰りの乗車時間になったので、仕方なく会えずに帰るしかなかった。
両親は、長期にわたり娘のことを心配するあまり、食欲もなくなった。それが原因で、邢さんの父親は食道癌を患った。さらに、刑務所から危篤通知の電話が頻繁にかかってきたため、父親の病状はますます悪化し、今年4月18日、残念な思いと苦しみの中で亡くなった。
邢さんの母親は、夫を失った苦痛の中で、危篤状態の娘を救出するため、毎日、奔走(かけ回って、物事がうまく運ぶように努力する)している。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)