【明慧日本2017年10月31日】経河南省焦作陽区裁判所は、山陽区検察院の司法解釈に変化が生じたことにより、焦作市の法輪功学習者の張哲さん、李小君さん、孫燕平さんの3人に対する起訴猶予処分に同意した。そのため、今年7月28日、3人の法輪功学習者は釈放され家に帰された。
張哲さん(50代女性)は、昨年5月28日に江沢民を告訴したことにより、不当に連行され、焦作市の看守所で14カ月間拘禁された。張さんは1年余りの間、度重なる苦難を経験したが、今年7月28日ついに生きて看守所の門を出ることができた。
かつて、すらりとしたスタイルの、美しい黒髪をした優美で上品だった張さんは、まるで別人のようになり、老人さながらの総白髪でせむしのように背が曲がってしまった。看守所でどんなにかひどい迫害を受けたかが窺い知れる。
李小君さん(40代女性)も江沢民を告訴したという理由で、焦作市の看守所で1年9カ月余り不当に拘禁された。看守所は、李さんを犯罪者達と同じ監視室に入れ、李さんが転向しないという理由で、犯罪者達にもトイレットペーパーを与えず、その事で犯罪者達が李さんに腹いせをするよう仕向けた。悪意を持った非難や攻撃をしたり、嘲り、殴打などあらゆる方法を使って李さんを迫害した。また、看守所は毎日、おかずもスープもなく、石鹸程度の大きさの饅頭を1日にたった3個与えただけだった。李さんは、酷く痛めつけられたことにより、痩せて骨と皮になり、全身の力も抜けてしまった。
孫燕平さん(女性)も同様に江沢民を告訴した理由で、焦作市の看守所に1年間拘禁された。看守所の悪辣な拘禁環境により、孫さんの身体は酷く損傷しており、目下自宅で療養している。
3人の法輪功学習者は釈放された後、当初事件を立件した派出所で上申書にサインするよう強要された。その上申書の大方の意味は、「法輪功学習者に対しての勾留は15日間だけである。1年以上の不当な拘禁は決してなかった」という出鱈目なものだった。このようにして警察側は責任逃れをしようとしているが、3人の学習者は、強暴な相手に対して畏れず、サインを拒絶した。
今月2月1日、人民最高裁判所と人民最高検察院は、関連法規の新たな解釈に基づく運用を開始した。しかし、警察・検察・裁判所はこれを無視した。法輪功学習者は、「申し立てがあれば必ず立件し、訴えがあれば必ず判断を下さなければいけない」という中国共産党の新しい司法解釈に基づいて行動しており、迫害の元凶である江沢民を2015年に告訴したことに何の罪があろうか! 江沢民一派が法輪功学習者を不当に連行することこそ犯罪である! 出鱈目なことに、これら司法関係者が迫害を受けた法輪功学習者のサインを偽造している。こんなことをしてまで、法律の制裁から逃れようとしているのだ。