【明慧日本2017年11月17日】湖北省応城市の法輪功学習者・熊継偉さん、黎国平さんは今月7日、勤務先で不当に連行され、漢川市公安局治安警察大隊案件処理センターで、トラの椅子に縛り付けられ、20時間以上にわたり拷問を受け続けた。
翌日、黎さんは血圧、心拍数が高くて解放されたが、熊さんは15日間拘留された。身柄を拘束されている熊さんは警官の尋問を拒否し、現在、漢川留置場で断食をしている。
7日午前8時過ぎごろ、2人の警官が熊さんの勤務先の病院に入り、「相談することがある」という口実で、熊さんを騙して病院の外に誘い出した。病院を出ると、5、6人の警官が熊さんをパトカーに押し込んで自宅の鍵を奪い取り、熊さんの自宅に向かった。
警官らは留守中の家に侵入しパソコン、法輪功の関連書籍や物品を押収した後、熊さんを漢川市公安局治安警察大隊案件処理センターに送った。
ほぼ同時に、黎さんも勤務先の長舟塩工場で十数人の警官らにより、応城市東馬坊派出所まで不当に連行された。その後、警官らは留守中の黎さんの家に侵入して家宅捜索を行ない、多くの個人財産を押収した。その後、熊さんと同様に漢川市公安局治安警察大隊案件処理センターに送られた。そこで、トラの椅子に縛られ、20時間以上も拷問され続けた。
熊さんも同様にトラの椅子に20時間以上縛られ、更に、トイレに行くことも禁止された。漢川市公安局の劉某は「死んだ方がましだ! 死んだ方が楽だぞ!」と憎々しげにどなった。
翌日、健康診断の結果、黎さんは血圧が180mmHgを超えていて、心拍数も高く、担当の警官が恐れて午後5時ごろ黎さんを解放して家に送った。解放された黎さんは塩工場に戻ろうとしたが、「警察に妨害されて仕事に悪い影響を与えた」という理由で解雇されたことがわかった。
11月8日夜、熊さんは漢川留置場に入れられ、15日間拘束された。熊さんが拘束された件に関して、家族には何の書面での知らせも届いていない。
熊さん、黎さんの他、当日、応城市で不当に連行された学習者は、他にも3人おり、すべて留置場に拘留されたという。