【明慧日本2017年11月30日】遼寧省大連市中山区の法輪功学習者・孫俊さん、張霞さん夫婦はともに、今年6月に秘密裏に判決を受けた。孫さんは懲役7年2カ月、張さんは懲役7年5カ月の実刑判決を宣告された。情報筋によると、孫さん夫婦に対する開廷は大連市甘井子区裁判所で行われ、裁判官・鄧が判決を宣告したという。
孫さん夫婦は姚家留置場に拘禁されている間、7回にわたって尋問を受けたが、被られた罪を認めなかった。張さんはかつて、労働教養所で迫害を受けたため、健康状態が完全に回復しなかった。今回もひどい迫害を加えられたため、1人で立て歩けなくなり、孫さんに支えられて出廷したという。
法廷で、孫さんは自己弁護し、上訴を求め、判決書のサインを拒否した。張さんは健康状態が悪く、ぼんやりしていて、7回目の尋問を受けたとき、判決書のサインを強いられて、サインをしてしまった。
9月、張さんは馬三家子刑務所に収容され、孫さんは南関嶺刑務所に送られた。息子は先週、刑務所に母親と面会しに行ったが、刑務所側に拒否された。
孫さんの高齢の両親は11月15日、刑務所に行き、息子と面会しようとしたが、刑務所の人員に「孫俊は規律違反したから、面会できない」と言われた。刑務所の人員は孫さんの両親に、「孫俊をそろそろ他の刑務所に移送する」と言われた。
両親は、昨年3月15日に連行された息子夫婦に、一度も会えなくて、とても悲しんだ。
張さんは中山区青雲小学校の教師で、法輪功を学び続けているため、大連労働教養所に2年間、洗脳班に1か月間拘禁されたことがある。張さんは法輪功迫害を引き起こした江沢民を告訴したため、昨年3月15日に勤め先で警官に不当に連行された。その後、警官は張さんの家を家宅捜索し、パソコンや法輪功関連書籍などの私物を押収した。
孫さんは電力会社に勤めていたが、昨年3月15日、帰宅して家が家宅捜索をされたことに気づき、妻の勤める小学校に行って妻の行方を聞き、民主派出所の警官に連行されたことを知った。それで、その翌日、孫さんは派出所に行き、妻のことを尋ねたところ、孫さんも不当に連行された。
昨年4月21日、孫さん夫婦はともに逮捕令状が出された。今年6月、夫婦ともに判決を受けたが、ともに上訴した。しかし、大連市中級裁判所は開廷もせずに、孫さん夫婦に原判決維持という結果を出した。