【明慧日本2017年12月23日】黒竜江省チチハル市龍沙裁判所は、今年12月14日午前、法輪功学習者・王宇東さんに対して裁判を行った。
王さん夫婦は今年3月21日に不当に連行され、拷問を受けた。王さんは両手を背中に回され鉄の椅子に縛られて、ビニール袋を頭に被せられて絞められ、ビニール袋にタバコの煙を入れられたり、手錠を後ろ手の背中のところで掛けられて、時々上の方へつり上げられたり、肋骨を硬いもので刺されたり、革靴で顔を殴られたり、強引に灌食されるなどの残忍な迫害を受けた。王さんは身長180センチで、体重は元100キロ以上だったが、現在は50キロしかなく、毎日車椅子で刑務所の監房に出入りしている。
王さんが連行された理由は、2015年に江沢民を告訴したことだった。警官は王さんに対して求刑するつもりである。
12月14日、法廷で、弁護士が有力な弁護をした後、主審裁判官は「江沢民を告訴した案件において、解放された例を参照してみる」と言った。
弁護士は「私の当事者は優秀な料理人で、国家二級将棋裁判官で、仕事が立派で褒賞されたこともあります。これまで誰にも危害を与えたことはありません。これほど素晴らしい人物が人に危害を与えることなど、あり得るでしょうか」と語った。
弁護士は「王さんは2015年に江沢民を告訴したが、それからこの件について尋ねた警官も検察官も今までずっといなかったのに、今年になって今さら王さんを不当に連行し、裁判することは違法である」と指摘した。
王さんに対して、裁判所側は秘密裏に開廷するつもりだったが、王さんに拒否された。王さんは公開審理をするように意見を申し入れた。
公開審理というが、実は、傍聴席に座ったのは、殆ど裁判所側が誘った人達であった。