【明慧日本2017年12月30日】河北省平山県の法輪功学習者・白志英さん・缑彦雲さん・劉文書さんの3人は今年1月15日午前、山西盂県の仙人郷で法輪功の真相を伝えている時、地元のまだ真相が分からない人に告発され、盂県国保大隊(法輪功迫害の実行機関)と仙人の郷派出所の警官に不当に連行された。その後、陽泉市留置場に送られた。
今年6月30日、山西省盂県裁判所は不当に開廷し、白さん、缑さん、劉さんの3人に判決を宣告した。審判はすべて公開するとしたが、家族が雇た3人の弁護士しか入廷できず、家族さえも傍聴することが許されなかった。
弁護士が法廷で警官と国保大隊の手続きは違法であると抗議したものの、司法官は「上からの指示があったからだ」という理由で弁護士たちの抗議を無視した。審判は4時間も続き、3人の弁護士はそれぞれ白さん、缑さん、劉さん達が無罪であると弁護をした。しかし、盂県裁判所は法律を無視し、いわゆる「2高の司法解釈」(中国法では、法律、行政法規、地方法規、行政規章という四大法令のほかに最高人民法院または最高人民検察院が制定する「司法解釈」という独特の制度が存在し、裁判実務では法規範として法律. とともに引用される) で、不当に判決を宣告した。
今年の8月中旬、白さん、缑さんの2人には懲役3年6カ月の実刑判決が、また、劉さんは懲役1年6カ月の実刑判決がそれぞれ宣告された。3人の当事者と家族は判決の結果を不服として、陽泉市中級法院に上訴した。しかし、5カ月後、原判決を維持するとし上訴を却下された。そして、12月5日に、学習者・白志英さん・缑彦雲さん・劉文書さんの3人は山西省女子刑務所に送られた。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)