文/中国の大法弟子
【明慧日本2018年1月12日】長年にわたり、党の刑務所に服役していたある若い受刑者が出所する時、私に言いました。「あなたは僕に代わって、あなた達大法弟子に敬意を表してくださいますか?」。私が「いいですよ」と言うと、彼は「すべての大法弟子に向って敬意を表してください。あなた達から中国の未来の希望が見えました。あなた達の存在がなければ、中国には少しの希望もすべてなくなったと思います」と言いました。
彼はすでにこの刑務所に長期間服役し、自分の目で多くの大法弟子を見てきており、大法の真相も分かり、大法に対してとても肯定的で、何度も公にあるいは陰で大法弟子を助けてくれました。
また、このようなこともありました。週末の夜、監房で「学法」の時間に、受刑者が私に大法弟子の歌を歌ってほしいと言いました。そこで、私は大法弟子が作った歌『あなたのために来た』を歌いました。私は以前、監房でこの歌を何度も歌い、そして、受刑者達に大法の真相を伝え、ほとんどの人が三退しました。歌の最も盛り上がる部分、「法輪大法は素晴らしい」と歌った時、ほとんどの人が一緒に「素晴らしい」と叫び、その声はとても大きく、この階の西側のすべての監房にまで響き渡りました。私は2回歌いました。歌い終わる度に、皆は盛大な拍手をし、隣の監房の人まで拍手をしてくれました。
この事があって翌日、この階の刑務官の責任者が私に「もう許せない! この監房はすでに『法輪功部屋』になってしまった。お前を他の監房に移す」と怒鳴りました。
私は新しい監房に移されました。この監房は独房の隣にありました。その夜、独房の受刑者は絶えず叫び、警官を怒鳴りつけ、その声がとても大きく、2階の受刑者達は皆うるさくて眠れませんでした。その間、警官や他の受刑者達が彼に静かにするよう説得しましたが、効果はまったくなく、騒ぎはずっと夜遅くまで続きました。
最後に私はそこへ行って聞くと、彼は私のもとの監房の1人だと分かりました。彼は辛くて、感情を抑え切れず、ヒステリックになって叫び続けたと言いました。私は彼を慰め、ひと息入れるように促し、そして、「心の中で誠心誠意『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と念じれば、きっと楽になりますよ」と言いました。次第に、彼は叫ぶのを止め、落ち着いてきて、静かになりました。そして、皆も眠れるようになりました。
翌日、責任者が私を呼び出し、以前と態度が変わってとても優しく、私に元の監房に戻って、昨日の独房の人を慰めてほしいと言いました。私は少し考えてから、承諾しました。しかし、「彼が精神的に安定してから、やはり私は新しい監房に戻りたい」と言いました。なぜなら、新しい監房のもっと多くの人にも大法の真相を伝えたかったからです。
このことが起きてから、刑務所の多くの受刑者達は法輪功を知り、そして大法の不思議さを知りました。