【明慧日本2018年1月15日】山東省青島市の法輪功学習者・金永新さん(60)と卞麗訓さん(58)夫婦は昨年9月1日、共に懲役8年の実刑判決を宣告された。その後、夫婦ともに上訴した。しかし、青島市中級裁判所は法律と事実を無視し、原判決維持という結果を出した。
金さん夫婦は障害を持つ息子を優秀な人材に育てあげた。それはテレビでも放送され、市民に感動を与えた。夫婦は法輪功を学んで、真、善、忍に従って自分に要求し、人のことを優先させ、良い市民のモデルになった。
しかし、同市国家安全局の警官は2015年から、秘密裏に夫婦を監視し始めた。2016年、市北公安分局の警官は金さんの実家の前に監視カメラをつけ、金さんの電話も盗聴した。
2016年12月2日午前、公安局の警官は金さんの実家の前で卞さんを不当に連行した。金さんはその後、派出所に行き、妻のことを尋ねたところ、そのまま不当に連行された。
北区公安分局は昨年4月、金さん夫婦の案件を同区検察院に渡したが、検察に証拠不足として、差し戻された。6月9日、公安分局は再度同案件を検察に渡した。同日、検察は金さん夫婦を北区裁判所に起訴した。
7月18日、裁判所は墨普東留置場で金さん夫婦に不当な裁判を行った。法廷で警官のような人がビデオを撮っていることに対し、弁護士は数度も抗議した。しかし、裁判官は「私が許可したことだ」と言った。
法廷で弁護士は「この案件の記録によると、案件は2016年2月26日、市国家安全局から公安局に移行したと書かれていますが、移行した書面資料が一切入っていません。サインのところも空白です。法律上の手続きとして、きわめて重い違法行為です。それに公安分局は捜査令状を持たないまま、金さん夫婦を連行したのも違法行為です」と指摘した。
しかし、9月1日、裁判所は金さん夫婦に懲役8年と罰金3万元の判決を宣告した。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)