【明慧日本2018年1月27日】広東省茂名市の法輪功学習者・曹君芸さんの家族は、1月13日の昼頃、茂南区裁判所からの電話を受け取った。「16日に曹君芸に対して判決を宣告するので、15日に傍聴証を作りに来なさい」という内容だった。
1月16日の午前10時半、茂南区裁判所の裁判長・江国偉は、曹さんに対して懲役2年の不当な判決を宣告し、罰金3000元を科した。裁判の全過程は20分もかからなかった。
曹さん(56)は、昨年7月6日午後3時過ぎ、茂名市街に貼ってある法輪功を中傷するポスターを剥がして破った。それを見かけた法輪功迫害の真実を知らない人が警察に通報したため、曹さんは茂名市站前路派出所の警官に連行され、翌日に茂名市第一留置場に拘束され、現在まで拘禁されている。
曹さんは法輪功を堅持したため、2001年3月6日、労働教養2年を強いられたことがある。当時、ちょうど長男は中学校1年、次男は小学生の時期で、曹さんが連行されたため、家の生活はとても困難な状況に陥り、息子たちは続けて学校に通うことができなかった。今、2人の息子はすでに30歳を過ぎており、アルバイトに頼って生計を立てているが、まだ借家生活で結婚できるような経済的な余裕がない。
61歳の曹さんの夫は、妻を心配している日々の暮らしの中で、ご飯をしっかりと食べられず、安心して眠ることもできないでいる。そのため、血糖値が高くなった上、何度も村住民委員会、茂南区住民委員会、警官などの恐喝を受けて、精神上にも大きな圧力に耐えている。
曹さんの夫は「妻は勤勉で節約し、一切嘘をつかない良い人なのに、不当に連行され、また不当な判決を宣告された。本当に悔しいです」と言った。
今月19日の午前、曹さんの家族は弁護士に依頼し、上訴した。そして、弁護士・劉正清氏は曹さんと面会した。現在、曹さんの精神と身体の状態は良好であるという。
(注:法輪功修練者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)