　【明慧日本2018年3月2日】1年8カ月間拘禁された吉林省通化市の法輪功学習者・閆淑芳さん、周秀蓮さん、張学英さん、楊陽さん、蒋凱さんの5人が、昨年の12月中旬、それぞれ不当な判決を宣告された。閆淑芳さん、周秀蓮さん、張学英さんの3人は、懲役4年の実刑判決を宣告され、吉林省女子刑務所に拘禁された。楊陽さんはおそらく懲役2年の実刑判決を宣告され、吉林省女子刑務所に拘禁された。将凱さんは懲役3年6カ月の実刑判決を宣告され、吉林刑務所に拘禁された。周秀蓮さんと楊陽さんは親子である。

2016年4月24日、吉林省公安庁、延辺州公安局、通化市公安局は、通化市の法輪功学習者が安図県で法輪功の資料を配布したという理由で、上記の5人を含めて、通化市の法輪功学習者12人を不当に連行した。24日朝7時半頃、閆さんは自宅の前で3人の私服警官に無理やり地面に押さえつけられ、100メートル以上引きずられた。そのため閆さんのズボン、靴、靴下は地面に散らばったままで、閆さんはお腹を露出した状態で手錠をかけられて、車に押し込まれた。

拷問の実演、引きずられる

　周秀蓮さんは留置場に送られた後、洗脳班に移送された。洗脳班で尋問を受けた時、周さんは突然意識を失った。警官は医師を呼んで来たが「心臓病ではない」と判断した。そして、警官らは「わざと演技しているのだ」と言い、周さんに手錠をかけて、周さんを蹴ったりした。周さんは地面に座ったまま5、6分間まったく動けなくなった。警官らはまた周さんをベッドに押さえ付けた。そのとき痙攣を起こした周さんを見て、ようやく手錠を外した。

　2017年6月13日、安図県裁判所は5人の法輪功学習者に対して不正裁判を行った。午前9時、裁判所の前には装甲車が配備され、車内には完全武装した特別警察隊で満員になっていた。学習者の弁護士は入廷できず、5人の家族は厳しくチェックされた後に入廷した。裁判は2時間ほどで終了した。