【明慧日本2018年6月10日】河南省淮陽県裁判所は2018年5月16日午前、太康県の法輪功学習者・王玉珏さんに対して不当な裁判を行った。
王さんは2018年1月22日午前、太康県符草楼鎮のスーパーマーケットの前で、法輪功の内容が書かれた小冊子を配布していた際、ある警官に配布したため、その場で警官に符草楼派出所まで連行された。副所長・劉燕輝は資料を作成して淮陽県検察庁に送付したため、検察庁はこの案件を淮陽県裁判所へ起訴した。
2018年5月16日午前、淮陽県裁判所は弁護士と家族に知らせないまま、王さんに対して不当に裁判を行った。その後、情報を得た親族は法廷に駆け付け、弁護士が到着してから開廷するようにと何度も求めたが、すべて無視された。
法廷では家族の意志に反して、情報を知らず裁判に出席しなかった家族を証人の1人として書いてあった。さらに、裁判官と検察官は法廷で大胆にも起訴状を変更した。裁判官・劉芳は「弁護士に依頼しても判決を下す」と言い、検察官・王紅旗は「これらの案件は、すべて610弁公室と政法委が決めることだ」と公言した。
淮陽県裁判所の裁判官は午前中に裁判を行い、午後に周口留置場に行き、事前に用意しておいた『判決文』を手渡したが、それには「懲役3年6カ月を宣告する」と書かれてあった。王さんはこの不当な判決を不服として、その場で控訴の意を表明した。
王さんは2010年に、太康県裁判所に懲役3年6カ月を宣告されたが、2014年にまた懲役3年を宣告されたことがあるという。