【明慧日本2018年6月27日】四川省合江県裁判所は2018年6月14日午前、現地の法輪功学習者・高賢英さん、張元華さん、鄒(すう)明英さんの3人に対して不当な裁判を行った。法廷中の傍聴席には、学習者の家族6人だけが座ったが、他の20あまりの座席はすべて身分不詳な人達によって占拠された。
裁判所の外の路上にはパトカー、軍用車などが止まっており、普通車両の通行は禁止された。警官、私服警官、警備員、住宅区の管理人員などが散見された。裁判所前の通りを通っていた人達はすべて尋問され、名前、住所、身分証明書の呈示を強要された。ある通行人の女性は警官の不当な要求を拒否したため、携帯電話とバッグが押収された。警官のこの乱暴な行為を制止しようとした、もう1人の女性も警官に乱暴に振る舞われ、傘を奪われた。この女性たち2人は合江派出所まで連行され、ポケットやバッグの中を検査された。中の1人は鉄の椅子に掛けられ、水も昼ごはんも与えてもらえなかった。午後4時に裁判が終わった後、やっと解放された。ある70代の女性も追いかけられて名前、住所を聞かれ、身分証明書の呈示を強要された。
張さんは法廷で原告に「法輪功は邪教組織だと定めた法律の具体的な条例を読み聞かせください!」と2回求めたが、原告や裁判官に無視された。
張さんは2011年に国務院(日本の内閣に相当するところ)が公告した『国家新聞総署令第50号令』の法輪功の関連書籍の出版禁止の解除という規定を述べた。裁判官は「国務院の政令は裁判の根拠にならない」と答えた。しかし、裁判官はいったい何に基づいて法輪功学習者を裁判にかけるのか? それは権力者の秘密裏の命令だろうか?
瀘州市の学習者7人は2017年7月12日に、同市の合江県五通鎭に露天市場を見学した時、不当に連行され、拘禁された。高賢英さん、董国珍さんは70代と高齢のため、翌日解放されたが、自宅を監視されることになった。ほかの5人は留置場に1カ月間拘禁され、それぞれ1万元を強請り取られた後、保釈された。数日後、高さんは国保大隊(法輪功迫害の実行機関)の警官に騙されて国保大隊に行った際、すぐに留置場に入れられた。2018年4月3日、文頭の3人は検察庁により裁判所に起訴された。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)