文/中国の大法弟子
【明慧日本2018年7月1日】十数年来、私はいったいどれだけの人を三退させたか覚えていません。何しろ私は毎日出かけて真相を伝え、三退を勧め、毎日必ず収穫を上げていたからです。どんな時でも、たとえ家に客や友達が来ていようと、親が病気で面倒を見なければならない時でも、私は1日も欠かさずに真相を伝え、人を救ってきました。また、私はいつも「天気が悪くても構わない。真相資料を受け取ってくれる人がいれば、三退をする人が1人でもいれば、私の努力は無駄ではない」と思って、今日まで頑張ってきました。
私は二十数年も修煉をしてきた古い修煉者です。本日、師父の教えに基づき、三つのことをしっかりと行うことについて、同修の皆さんと交流したいと思います。
私は毎朝の煉功を堅持し、そして、全世界が同時に行う4回の正時に行う発正念も堅持してきました。いつも朝、正念を発してから『轉法輪』を1講習い、それから真相を伝えに出かけます。そして、週に2~3日田舎に行って、大法の真相資料を配るようにもしています。私達はいつも資料を配ってから、真相を伝え、三退を勧めました。ほとんどの人が真相を受け入れてくれたため、私は彼らが救われることを心から嬉しく思いました。私達の経験からすれば、まず人々に真相資料を読んでもらえば、その後、真相を伝えることも、三退を勧めることもしやすくなります。それで毎回、田舎に行く前に私は「一つの村で1人でもいいから、真相資料を受け取ってほしい」と、一念を発しました。そして「その人から10人に広まり、10人から100人に広まり、さらに口から心へ、心から心へと広まって行くように、もっと多くの人に真相を知ってもらえるように」と師父にご加持をお願いしました。
田舎に行かない日は、自転車で公園やバス停などの人が集まる場所に行って、そこで真相を伝え、三退を勧めました。時には、真相資料も持って行き、目立つ場所に資料を置くようにしています。そうすれば、往来する人々は自然に足を止めて資料を読んでくれます。一部の人は資料を手に取って読み、読み終われば元の場所に戻しますが、女性の多くは資料を持ち帰ります。私は海外でのパレードの様子がわかる写真をよく使っていました。そうすれば、衆生に法輪大法が世界で広まる盛況ぶりを知ってもらうことができます。そして、彼らの頭から、中国共産党の洗脳による法輪功に対する誤解や、恐怖を取り除くことができるからです。雨の日は傘をさして、歩きながら通行人に真相を伝えます。そうした場合でも、何人かを三退させることができます。
ある日の夜、真相シールを張りに行った時、左足をひねり、足首がひどく腫れ上がり、足の裏が外向きになってしまいました。私は心の中で「忍び難きは忍びうる。行ない難きも行ないうる」[1]と念じながら、師父にご加持をお願いして、真相シールを全部張り終わるまで頑張りました。翌日、夫は病院に行くようにと言いましたが、私は「行かなくても大丈夫よ」と言いました。その時、「今日も、出かけられるかしら?」と迷いましたが、すぐに出かけるべきだと思い直しました。その後、私は自転車に乗って出かけました。その日はとても順調で、いつもより多くの人を三退させることができました。師父は私の人を救う願望と決意をご覧になって、縁のある人を私の近くに連れて来られました。実は、すべて師父が行われており、私は足を動かし、口を使って喋っているだけなのです。
真相を伝えることは行脚するのと同じように思いました。もちろん、私達は乞食をしてはいませんが、しかし、私のことを詐欺師だと思ったり、自分のアクセサリーを触って確認したり、バッグをしっかり確かめたり、私から遠く離れて行く人もいれば、私を罵ったり、殴ったりする人もいます。私は本当に人に殴られ、通報されたことがありました。しかし、そうした場合、私は心性をしっかり守り、その仮相に心を動かされないようにしました。もちろん、多くの人は「有難う」とお礼を言ってくれるので、「感謝するなら、どうか、私達の師父に感謝してください。師父は私に皆さんを救うように教えて下さったからです」と答えました。その中には軍隊式の敬礼をしてくれる人や、合掌をする人、お辞儀をする人、握手してくれる人もいました。
しっかりやれない場合もありました。時には闘争心、嫉妬心、歓喜心などが現れ、これらの人心をすべて取り除かなればならないと思いました。これまで私は人を選んで真相を伝える傾向があり、優しそうな人に会えば真相を伝え、怖そうな顔をしている人や難しそうな人だと避けていました。今日も、もう少しで縁のある人を逃してしまいそうになりました。
今日、数部の真相資料を配ってから、この周辺を回ってみました。公園ではちょうど修繕工事をしていて、農民工( 農村出身の出稼ぎ労働者)の人達が溝(みぞ)を掘っていました。近くに行くと、そこには体がガッチリした男の人達が働いていました。最初の人はきつい顔をしていたため、私は彼を飛ばして前に進み、他の溝を掘っている人に真相を話し、三退させました。さらに前へ進もうと思いましたが、心の中で先程の人に何だか申し訳ないように感じました。そこで私は戻って来て彼に挨拶して、「こんにちは。お仕事は大変ですね」と声をかけました。そして、すぐに本題に切り込み、「中国共産党とは何か、法輪功とは何か」を彼に話しました。「中国共産党が政権を取ってから、次々と政治運動を起こした経緯や反革命を鎮圧する運動、三反五反運動、反革命分子の粛清運動、反右派の闘争、大躍進による後の3年間の大飢饉、そして、文化大革命、戦車で学生を鎮圧した「6.4天安門事件」、さらに法輪功に対する迫害など」、多くのことを話しました。さらに、「このような様々な政治運動によって、中国共産党は8000万人の同胞を死に至らしめました。私達は人間として必ず善悪をはっきり区別し、自分に素晴らしい未来を選択しなければなりません。必ず『法輪大法は素晴らしい。真・善・忍は素晴らしい』を覚えてください。そうすれば危難が来た時、命が守られますから」と誠心誠意伝えました。さらに「あなたは中国共産党、共産主義青年団、少年先鋒隊に入ったことがありますか?」と聞くと、彼は「昔、兵隊に入った時、中国共産党に入党しました」。「では、天意に従って脱退しましょう。そうすれば平安が守られますから、お名前は?」と聞くと、「徐です」。「じゃ、徐百富という仮名で脱党したらどうですか?」と聞くと、彼は「いいですよ」と、この名前を気に入った様子でした。そして、しきりにお礼を言ってくれました。私は「感謝するなら、どうか私達の師父に感謝してくださいね」と伝えました。
法を正すことは、すでに最後の最後の段階にきています。私はただ、ただ精進に精進を重ね、縁のある人々にもっと多くの真相を伝え、もっと多くの人を救い、先史の誓いと使命を果たすようにいたします! 合掌
注:
[1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』