【明慧日本2018年7月24日】山東省煙台市莱山区公安支局は2017年9月15日、区域に跨って大勢の警官を出動させ、無防備で無抵抗な高齢者達を不当に連行した。
連行された高齢者は、70歳以上が4人、呉香仃さん(79)、張慧英さん(74)、韓忠香さん(71)、肖淑娴さん(70)、60歳以上が4人、鄒本珍さん(67)、李愛茹さん(65)、馬玉珍さん(63)、孫明秋さん(63)、その他、趙淑玉さん、潘栄卿さん、潘艶岩さん、栾景尭さん(潘艶岩さんの夫)、崔徳英さん(別の案件)などの人もいた。
「警察がこれだけ大規模な行動を実施したのはなぜだろうか? この高齢者達が一体どんな罪を犯したのだろうか?」と疑問に思うだろう。実は、彼らは法輪功学習者で真・善・忍に基づいて良い人になろうと努力し、人々に法輪功の資料を配っただけで酷い迫害を受けたのである。
今の中国社会では、脅しや、詐欺、騙り(かたり:人をだまして金や物をまきあげること)などのありとあらゆる悪事が横行し、当局は賄賂を受け取り、法を捻じ曲げる行為はいたるところにあるにもかかわらず、公安局は見て見ぬふりをし、上層部の命令がなければ全く動こうとしないし、殺人や放火などのような凶悪事件があっても、警察の検挙率は極めて低く、警官らが全く真剣に取り組もうとしないのが現実である。しかし、無抵抗な善良な市民に対して、これほど大勢の人員を出動させて取り締まりをするのは、実におかしな話ではないだろうか?
莱山区公安支局は捏造した罪名で、2017年に12月18日、10人の法輪功学習者を煙台市莱山区検察庁に送検した。検察庁側は2度も事実が明らかではなく、証拠が不十分だという理由で、法的な書類を莱山区公安局に差し戻した。
2018年5月、莱山区国保大隊(法輪功迫害の実施機関)の脅迫と指示のもと、莱山区公安支局は証人や証言、供述を偽装し、そして偽りの証拠を羅列して、再度莱山区検察庁に書類送検した。
2018年6月29日、莱山区検察庁は法律と事実を顧みず、何の罪もない10人の法輪功学習者を罪に陥れ、煙台市莱山区裁判所に提訴した。
現在のところ、潘栄卿さん、潘艶岩さん、馬さん、趙さんは極めて条件の悪い煙台市福山留置場に拘禁されており、韓さん、肖さん、呉さん、孫さん、鄒さんは保釈され、張慧英さんは自宅で監禁同様に、常に監視されている。