【明慧日本2018年7月24日】(ベルリン=明慧記者・雪莉)2018年7月9日、中国の李͡克強首相がドイツ訪問中、ベルリンの法輪功学習者はドイツ連邦首相府前で、中国で19年間続いている法輪功への弾圧をやめさせるよう、各界に呼びかけた。
ドイツ法輪大法佛学会責任者・周蕾さんは「私たちが今日ここに来た目的は、中国での煉功の自由と信仰の自由を求めることです。これらは全て中国の憲法で守られている権利です。この要求は19年来、変わった事がありません。江沢民と彼の利益団体がこの迫害の張本人です。彼らはこの迫害を推し進めています」と話した。
多くの人は、このような平和的な活動が中国での迫害停止のため、本当に役立つかと疑問を持っているが、周蕾さんは「もし、法輪功学習者が平和的な活動を行わなければ、法輪功が中国で消えてしまったと思われ、国際社会からの応援もなくなります。毎年中国の新年の時、中国政府の指令文書の中に、必ず中央政法委員会の知らせがあります。その中に、必ず法輪功のことについて、書かれています。つまり、法輪功のことは彼らにとって、ずっと重要なことです。学習者は長年海外でずっと平和的な活動を行なって、確実に彼らに大きな圧力をかけました。この面からみれば、役に立っています。もし、このような長年の活動がなく、中国国内の真実を伝えなければ、現在までに3億人が中国共産党組織から脱退しなかったでしょう」と答えた。
一人っ子が迫害で死亡 両親は海外で抗議
田世臣さんは生前、北京福田汽車貿易有限会社の社員で、2010年から法輪功を修煉し始めた。ナイジェリアで仕事していた時、チェイナタンで法輪功迫害のことを友達に話した時、中国ナイジェリア大使館に注意され、中国のスパイに調査された。2011年の年末ごろ、田世臣さんがナイジェリアから北京に戻った時、北京の空港で強制的に自社に連行され、4時間詰問され、仕事を辞めさせられ、16日後に死亡した。火葬後、頭蓋骨は赤くなっていた。家族は会社で毒を飲まされたのではないかと疑っている。
田世臣さんの両親は2012年ドイツに来て、ずっと中国大使館の前で法輪功への迫害に抗議している。父親の田明軍さんは、「私たちの要望は、中国で法輪功への迫害を行なっている張本人の江沢民を法律に照らして裁判し、法輪功の潔白を晴らし、私たちの修煉環境を取り戻すことです」と話した。
多くの市民が法輪功の横断幕を見て、資料を読み、真相を聞いた。デュッセルドルフからきた夫婦は、中国での法輪功学習者への迫害を聞き驚き、特に生体臓器狩りに聞いた時、奥さんは、「このような迫害を受けているのに、まだ平和的な、理性的な方式で抗議することは本当に素晴らしい」と涙した。