文╱中国の大法弟子
【明慧日本2018年8月2日】1999年以来、当初の固定電話と携帯電話の盗聴は、あくまで通話盗聴方式で、その原理と言えば、直接電話にもう一台の内線を繋げ、オンラインで盗聴するか、あるいは録音するかのようなものでした。昼夜問わずに固定電話と携帯電話の音声を録音するには、人の参与が必要なので、大規模な監視は難しいものでした。
その後、ショットメールに対する監視が現れました。短いメールを監視することは、比較的に簡単に出来るようになりました。
ここ数年、携帯電話とインターネットの普及により、携帯電話を監視する内容が多くなりました。例えば、
1)位置を監視する。携帯電話の使用者の位置、経路、移動の軌跡を知ることができます。
2)携帯電話の入力情報を監視する。携帯電話に入力したすべての情報を知ることができ、携帯電話の音声入力機能は周囲のすべての音声を昼夜問わずに、文字に転換することができるようになります。
3)携帯電話で写真を撮るのはすでに習慣となり、写真は顔認識と組み合わせすることができます。今の空港や駅の安全検査から見ても、顔認識はすでに相当正確になっていることが分かります。そして、携帯電話の内臓カメラは盗撮することができ、その事例はVIVO携帯電話カメラの自動的に起動させる機能についてのニュースを参照してください。
4)指紋認証から指紋情報を盗み取ることができます。
5)それぞれの人の声は指紋と同じように異なる特徴を持っているため、音声の特徴を通してその人を監視することができます。
6)支払い情報を監視する。買い物や収入や仕事の情報は漏洩(ろうえい・秘密がもれること)できます。
7)チャット情報を監視する。チャットを通して1人の考え方を見事に描き出すことができます。
8)携帯電話の型番情報
9)携帯電話のバージョン情報
10)ブラウザのバージョン情報
11)各種のソフトウェアのバージョン情報
12)各種のAPPのアカウント情報
13)ネットワークの流量を監視する。IPアドレス、訪問するURL、データフローを監視することができます。
14)電話帳を監視する。その人の知人のネットワークを知ることができます。テンセントQQの中の親友推薦という機能は、この原理を使っています。あなたが知っているかもしれない人を、推測することができます。
15)健康情報を監視する。
16)生活習慣を監視する。
これらは私が知っているだけでも、これだけの事柄が漏洩できます。これらは現在の携帯電話業界の公然たる秘密に過ぎません。
中国の場合、中国共産党のコントロールと圧力の中で、国内の携帯電話会社とインターネット会社が収集するすべての情報は中国共産党の手に握られていることになります。強権と利益の二重の力の下で、中国の市民はほとんどプライバシーが皆無の状態にあるのです。
携帯電話のユーザーにとって、特に中国共産党が関心を示している者にとっては、携帯電話は毎日自分のすべてをネットで生放送をしているようなものです!
最近流行っている人工知能技術によって、これらの「ビッグデータ」は存分に利用されるようになりました。
これまでのどの独裁者も、これほどの監視能力を持っていませんでしたが、しかし、今の中国共産党はすでに手に入れました。
ある場面を話して見ましょう。ある部屋に、ご主人が会話の中で、「新しい経文」について言及すると、部屋のソファーにある携帯電話は呼び覚まされ、携帯電話の音声認識機能が記録を開始し、そして、その情報をアップロードします。それから、この携帯電話がマークされ、長期的に24時間昼夜を問わずに監視されるようになります。前述した様々な監視手段、あるいはもっと多くの手段によって、この携帯電話の電話帳の通話記録から展開し、チャットアプリはさらに多くの関係者を見つける事ができます。しかも、この過程は人の関与は全く必要ありません。監視する結果及びレベルによって、最終的に人の関与まで発展します。
キー・ワードでの起動は、現在の携帯電話の基本機能です。詳しいことはアップルシステムの「siri」機能、Android携帯電話の「higoogle」機能を参照してください。
パソコンのOSを設置したことのある人は、 クリーンインストールすることの重要性を知っていると思います。国内の携帯電話は工場から出荷した時点で、すでにプリインストールされており、購入者は新しい携帯電話を購入した時点から、 すでにクリーンではありません。一部の携帯電話会社はインターネット会社と名乗っていることからも、その一端を窺うことができます。国産のスマートフォンは工場の出荷状態に戻しても、上述の問題を解決することができません。なぜなら、工場出荷の際に、すでに悪意アプリを取り付けられているからです。一つの買い物アプリ、あるいは一つの地図だけからでも、甚だしきに至っては、一つの懐中電灯APPアプリだけからでも、以上の情報を盗み取ることができるからです。これらは携帯電話のアイコンの表示のあるものですが、もしアイコンの表示をしていないものならば、どうするのでしょうか?
ハードウエアのチップレベルの盗聴機能が設置されていれば、それはもっと防ぎようがありません。
携帯電話の洗脳汚染機能の送信については、また、後に別の文章で述べさせていただきます。
個人の認識ですので、同修のご叱正を宜しくお願いします。