【明慧日本2018年9月2日】黒龍江省ハルビン市香坊区の法輪功学習者・任秀雲さんは、尚志市に住む病気の兄を見舞いに行くため、2018年3月1日朝の8時~9時頃、夫(法輪功学習者ではない)や親族と一緒に、当日の往復切符を買って電車に乗った。
帰りに、尚志駅の改札口で切符をチェックされた時、身分証から法輪功学習者であることがわかり、任さんは尚志駅の警官に連行された。そして、不当に家宅捜索を受けた。任さんが居住する地区の香坊大街派出所の警官と所長の宋凱軍が、家宅捜索を行ったが、他の身分不詳の者達もこれに関与した。そして、任さんの家からパソコンやプリンターなどの私物品まで押収された。
任さんは香坊大街派出所に行政処分として、不当に15日間拘束され、3月17日から刑事処分に変わり、現在まで、すでに6力月近く拘禁されたままでいる。任さんの夫は警官に恐喝されたため恐れてしまった。警官に法輪功学習者や友人、同僚、さらには親戚の来訪まで、すべて拒否するように言われ、ドアを開けることが出来ないでいる。
任秀雲さんは今年69歳で、ハルビン市ベアリング工場の幼稚園の保育士をしていたが、定年退職した。任さんは優しくて美しく、家をしっかり切り盛りし、料理上手な人である。お正月や祭日になると、彼女はいつも毎回たくさんのご馳走を作り、舅と姑、義理の弟、妹を迎え、楽しくひと時を過ごした。普段も舅と姑の生活の面倒をよく見ていて、とても親孝行者である。そして、息子の嫁とも仲睦まじく、孫娘が生まれてからは、3才の孫娘が幼稚園に入るまで面倒を見た。
このように、いつでもどこでも他人のことを考え、皆に心を尽している好人物が、法輪功学習者であるというだけで、電車の切符を買って身元がわかり不当に連行され、拘禁された。本当に心の痛む理不尽なことである。
国内外の正義ある人士に、援助の手を差し伸べていただき、中国で起きた19年間も続く法輪功に対する迫害を制止し、心優しい任さんが一日も早く、家に帰られるように助けていただきたいと、家族一同みな願っている。