【明慧日本2018年9月24日】河南省南陽市中級裁判所は2018年9月6日午前、南召県裁判所で法輪功学習者3人に対して裁判を行い、王彦青さん(72)に懲役3年、趙懐英さん(53)に懲役3年、鄭華さん(50代)に懲役3年執行猶予4年の実刑判決を即座に宣告した。王さんの弁護士は法廷で無罪の弁護をした上で、南陽中級裁判所に控訴状を、そして南召法曹関係者に対しては告発状を中央視察組に提出した。
上述の3人の法輪功学習者は2017年7月18日、現地の住民に真相を伝えたと言う理由だけで、南召県の警官に不当に連行された。当日、城関鎮派出所の20人余りの警官らが出動し、真相を伝えていた3人を取り囲み、1人の警官は趙さんの胸を一発強烈に殴り、その後、3人をパトカーに無理やり押し込み、警察署まで連行した。3人の電動自転車も真相資料も不当に押収された。
警官は3人に対して身長を測り足跡や指紋を取って、重大な案件として扱い、最後に3人を南陽市留置場に拘束した。留置場で健康診断を行ったところ、王さんは血管や心臓に重症があると言われ、留置場に受け入れを拒否された。
担当者は南召県警察署の副署長にこれらを報告した。そして、「どうしても収容をさせてくれ」と副署長に頼み込んだ。すると、副署長は50キロ以上も離れた留置場に駆けつけてまで、王さんを留置場に収容するよう強制した。しかし、留置場側はどうしても収容を同意しなかった。仕方なく、王さんを住宅監視に変え、自宅に連れて行き、ついでに不当に家宅捜索をし、多くの個人財産を押収した。4カ月後、王さんに逮捕状が届いた。王さんは住宅監視されていた期間、警官に「通帳の預金額や株、給料、財産はどのくらいあるのか」と聞かれた。
副署長は他の病院を探し、再度、王さんに健康診断を行わせた。診断の結果では、王さんは心臓に穴があり、穴が随時に貫通する恐れがあると告げられたため、留置場に再度、収容を拒否された。それにもかかわらず、南陽裁判所は王さんに懲役3年の実刑判決を宣告した。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)