【明慧日本2018年10月16日】遼寧省錦州市の法輪功学習者・李飛さん(40代女性)は天津で長年勤務し、生活していた。今年9月3日、李さんは天津の警官に連行され、28日間拘束された後、解放された。その間、李さんは天津警察で2回も採血された。
今年9月3日朝6時半頃、出勤した李さんは団地の出入り口で警官に連行され、パトカーに押し込められ、現地の派出所まで運ばれた。警官は李さんの所持していた携帯電話などの私物をすべて押収した後、李さんから奪った鍵を使って李さん宅の家宅捜索を行い、法輪功関連のすべての書籍や真相資料、DVD、ひいてはパスポート、台湾・マカオ・香港への通行証などを押収した。
派出所で、警官は李さんを尋問する前に、指紋や採血しようとしたが李さんに拒否された。午後、警官は李さんを病院に連れて行き、健康診断を口実にしてまたも採血を強要したが、李さんに強く拒否された。採血を3回拒否された警官は上層部に報告し、強制採血の指示を再び受けたが、李さんに強く抵抗されて出来なかった。
採血を諦めない警察側は李さんをある部屋に連れて行き、李さんの静脈から採血しようとした。2人の警官が李さんの両腕を、そして私服警官が李さんの足を強く押さえた。そして、医師が試験管で5本分の採血をした。その後、李さんを留置場に入れようとしたが、留置場側は健康診断の結果を求めたので、警官は再び李さんを病院に運んで行き、レントゲン検査を無理やり行った。そこで、また試験管1本分の採血を強要された後、李さんを第三留置場に入れた。
検察庁の人員が留置場へ李さんを尋問しにやって来た。李さんは「私は犯罪を犯していません。警官が私を勝手に拘束し、これこそ犯罪です。現在、警察の取り扱っているこの案件は終身、責任を負うものです。私がサインしない理由は冤罪にならないようにするためと、警官が犯罪者にならないようにするためです」と語った。
9月20日、李さんの家族は派出所へ行き、李さんの解放を求めた。そして弁護士の書いた告発状を提出した。応対に出た警官は横柄な態度で「この案件は検察庁に回した」と告げた。それで家族は検察庁へ行き、告発状を提出したが受け取らなかった。そこで家族は国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の大隊長に電話したが、相手にすぐに電話を切られた。
9月30日夜、警官は李さんを派出所へ連行し、「邪教」という文言が書かれた釈放証にサインを求めたが、李さんに拒否された。拘束されてから28日後に、李さんは正々堂々と帰宅できた。
李さんが連行された当日、李さんにかかわりのある他の複数の学習者も同時に連行され、家宅捜索が行われたという。