【明慧日本2018年12月6日】(河北省=明慧記者)唐山市法輪功学習者・曹進興さん(67歳男性)が一審で、不当な懲役3年の実刑判決を言い渡されたため、唐山市地方裁判所に控訴した。近日の情報によれば、唐山市地方裁判所は二審を開廷せず、しかも弁護士と家族にも通知せず、曹進興さんを河北冀東(きとう)刑務所へ送った。
曹進興さんは唐山市農機局を定年退職した元従業員である。2017年6月7日、「ノック運動」の時に、唐山市路北区文化路派出所の警官らに連行され、家宅捜索を3時間に渡って受けた。その際に、家中の私物が大量に押収された。連行時に曹さんは転倒させられて怪我をして、傷口を数針縫った。
2017年6月21日、曹進興さんは逮捕状を出され、唐山市第一拘置所に1年間以上拘禁された。この期間中に背中にたくさんの皮疹ができた。
一審で裁判所に指定された援助弁護士は張立群で、起訴したのは路北区検察庁の黄威である。曹進興さんは一審で不当に懲役7年の実刑判決を言い渡されて、唐山市地方裁判所に控訴した。
曹進興さんが控訴して、唐山市検察庁の人員が唐山市第一拘置所へ行き、曹さんと面会した。検察庁の規定には、控訴を受けて控訴人と面会をしたら、即時に開廷すべきであると記されている。しかし、検察庁は二審を開廷せず、弁護士と家族にも通知せずに、曹進興さんを河北冀東刑務所に送った。最近になって、やっとその旨を曹進興さんが電話で家族に連絡をした。
今でも家族と弁護士は、二審の結果の知らせがなく分からないままでいる。地方裁判所の担当裁判官は「内部でちょっと裁判した」と言った。つまり、二審を全く開廷せずに秘密裏に実刑判決を言い渡し、開廷しなかったと思われている。